VPF タイル トポロジ(VPF Tile Topology) (カバレッジ)
サマリ
VPF(Vector Product Format)データベース ライブラリ内のタイル分割されたすべてのカバレッジに対してクロスタイル トポロジ、または VPF ライブラリ内の個々のタイルに対してトポロジを作成します。
このツールは、[カバレッジ → VPF(Export to VPF)] の後処理に使用されます。効率性の観点から、クロスタイル トポロジを構築する前に、VPF ライブラリ内のすべてのカバレッジを ArcInfo から VPF に必ず変換しておくことをお勧めします。
使用法
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軍事標準 MIL-STD-2407(1996 年 6 月 28 日)は、クロスタイル トポロジの定義が改訂されました。[VPF タイル トポロジ(VPF Tile Topology)] コマンドは、新しい仕様に合うように更新されています。オプション パラメータが使用して、93 と 96 の VPF 標準を選択できます。
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[VPF タイル トポロジ(VPF Tile Topology)] は VPF ライブラリのタイル分割されたすべてのカバレッジ、またはそのライブラリ内の 1 つのカバレッジに働きます。VPF_cover という最後のオプション パラメータを使用すると、クロスタイル トポロジを指定する特定のカバレッジを選択できます。ただし、ライブラリのすべてのカバレッジを ARC/INFO から VPF 形式に変換した後に [VPF タイル トポロジ(VPF Tile Topology)] を実装した方が効率的です。
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1993 VPF 標準を使用した [VPF タイル トポロジ(VPF Tile Topology)] は、3 つ以上のエッジがタイル境界に一致する状況を処理しません。[VPF タイル トポロジ(VPF Tile Topology)] にとって、左側と右側の値を各エッジに割り当てる方法はわかりません。
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1996 VPF 標準では、接続されたノード上でクロスタイル トポロジを実装することが必要です。クロスタイルが正しく機能するには、接続されたノード テーブル内の「first_edge」列が Triplet タイプである必要があります。
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[VPF タイル トポロジ(VPF Tile Topology)] は、VPF データベース内のプリミティブ ファイルに変更を加えるため、VPF データの要件を理解した上で、クロスタイル処理が正しく実行されることが重要です。1996 クロスタイル トポロジの作成に関して重要な点は、以下のとおりです。
- エッジがタイル境界に接する場合、接するポイントはノードでなければなりません。
- タイル境界上にノードが存在する場合、それらのノードはすべて隣接タイル内に存在する必要があります。
- 内部タイルと一致するすべてのエッジは、両方のタイル内に存在する必要があります。
- すべてのタイル境界エッジは、完全に直線エッジである必要があります。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
VPF_library |
クロスタイル トポロジを作成する VPF データベース ライブラリの場所。 | Folder; VPF Library |
sig_digits (オプション) |
タイル境界のノード座標を一致しようとする際に、ソフトウェアが使用する桁数。数値が大きいほど、検索許容値が小さくなります。デフォルト値は 4 です。 | Long |
VPF_standard (オプション) |
使用される VPF 標準。VPF 標準には、クロスタイル トポロジを定義する方法が 2 つあります。
| Long |
spec_cover (オプション) |
VPF ライブラリ内にあるすべてのカバレッジを処理するか、指定されたカバレッジだけを処理するかを指定します。
| Folder;VPF Library |
コードのサンプル
次のスタンドアロン スクリプトで、2 つのカバレッジを VPF にエクスポートしてから、VPF カバレッジのクロスタイル トポロジを作成する方法を示します。
# Name: VPFTile_Example.py # Description: Exports two coverages to VPF format then builds tile topology # Requirements: ArcInfo Workstation # Import system modules import arcpy from arcpy import env # Set environment settings env.workspace = "C:/data" # Set local variables inCover1 = "coastb" inCover2 = "coastc" outFile1 = "C:/output/vpfdb/wlib/coast2" outFile2 = "C:/output/vpfdb/wlib/coast3" vpfLibrary = "C:/output/vpfdb" vpfStandard = 96 specCover = "ALL" # Execute VPFExport arcpy.VPFExport_arc(inCover1, outFile1) arcpy.VPFExport_arc(inCover2, outFile2) # Execute VPFTile arcpy.VPFTile_arc(vpfLibrary, "", vpfStandard, specCover)