クリップ（Clip）の仕組み

このトピックは、ArcInfo にのみ適用されます。

[クリップ（Clip）] は 2 つのフィーチャのセットをオーバーレイすることで新たなカバレッジを作成します。[クリップ カバレッジ] のポリゴンによって、クリップするリージョンを定義します。[クリップ（Clip）] はクリップするリージョンをクッキーの抜き型のように使用します。クリップするリージョンの範囲内にある入力カバレッジ フィーチャのみが出力カバレッジに保存されます。

入力カバレッジ フィーチャとしてポリゴン、ライン、またはポイントを指定できます。[クリップ カバレッジ] のフィーチャはポリゴンである必要があります。出力カバレッジ フィーチャは入力カバレッジ フィーチャと同じクラスになります。入力カバレッジ フィーチャは [クリップ カバレッジ] の外側の境界に合わせてクリップされ、出力カバレッジに対してトポロジは再構築されます。

出力カバレッジのフィーチャ属性テーブルには入力カバレッジ属性テーブルと同一のアイテムが含まれています。フィーチャの内部番号は属性情報を入力カバレッジから出力カバレッジへ転送するために使用されます。

[イレース（Erase）] と [クリップ（Clip）] は、[クリップ カバレッジ] に重なる入力カバレッジ フィーチャが保存されずに削除される点を除いて似ています。