インポートした CAD アノテーションのサイズ変更
このワークフローでは、アノテーションを CAD ファイルからインポートした後に、そのアノテーションのサイズを変更する方法を示します。
通常、このワークフローを適用するのは、CAD ファイルを US Survey フィートで作成し、[CAD アノテーションからインポート(Import CAD Annotation)] ツールまたは [CAD → ジオデータベース(CAD to Geodatabase)] ツールの使用前に座標系を割り当てなかった場合です。上記のような場合は、変換ツールがデフォルトの計測単位としてメートルを使用して、FontSize フィールドを計算します。1 US Survey フィートと 1 メートルの長さの違いにより、フォント サイズが元の CAD テキストよりもかなり大きく計算されます。
このワークフローでは、[フィールド演算] を使用して、FontSize フィールド内の既存の属性値に変換ファクタを適用します。この例では、対象となる座標系も US Survey フィート単位であり、次の変換ファクタを使用することを前提としています。
1200/3937 メートル = 1 US Survey フィート
手順:
- 編集セッションを開始します。これは必須ではありません。編集セッションを使用すると結果を元に戻すことができますが、フィールド演算の際に編集セッションは必須ではありません。
- アノテーション フィーチャ レイヤを右クリックして、[属性テーブルを開く] をクリックします。
- FontSize フィールドの見出しを右クリックし、[フィールド演算] をクリックします。
- フィールド リストで FontSize フィールドをダブルクリックし、このフィールドを式ボックスに追加します。
-
「*(1200/3937)」と入力します。
完全な式は、次のようになります。[FontSize]*(1200/3937)
- [OK] をクリックします。
- 属性テーブルを閉じます。
結果を確認します。
ヒント:
アノテーションの表示サイズは、[一般] タブの [データ フレーム プロパティ] ダイアログ ボックスに設定されている単位で決まります。データ フレームに座標系が定義されていない場合、および単位が [不明] に設定されている場合は、引き続きテキスト サイズが間違って表示される可能性があります。これを修正するには、変換ファクタで計算した計測単位と同じマップ単位を設定します。たとえば、フィートを選択します。
関連項目
7/10/2012