ポイント間距離(Point Distance) (解析)
サマリ
指定された検索範囲内で、入力ポイント フィーチャから近接フィーチャのすべてのポイントまでの距離を特定します。
図
使用法
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このツールは、デフォルトの検索範囲を使用した場合の 2 つのポイント セット間の距離マトリックスを作成します。このとき、すべての入力フィーチャからすべての近接フィーチャまでの距離が計算されます。出力テーブルは、かなり大きくなる場合があります。たとえば、入力フィーチャと近接フィーチャのそれぞれに 1000 のポイントがある場合、出力テーブルには 100 万のレコードが含まれる可能性があります。出力のサイズを制限するには、意味のある検索範囲を使用してください。
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結果は、以下の情報を含む出力テーブルに記録されます。
- INPUT_FID:入力フィーチャのフィーチャ ID。
- NEAR_FID:近接フィーチャのフィーチャ ID。
- DISTANCE:入力フィーチャから近接フィーチャまでの距離。
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入力フィーチャと近接フィーチャは同じデータセットに属していてもかまいません。その場合、入力フィーチャと近接フィーチャが同じレコードであるときはその結果がスキップされ、距離が 0 単位のフィーチャは報告されません。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_features |
近接フィーチャまでの距離を計算する際の始点となるポイント フィーチャ。 | Feature Layer |
near_features |
近接フィーチャからの距離を計算する際の終点となるポイント。同じフィーチャクラスまたはレイヤ内のポイント間の距離は、入力フィーチャと近接フィーチャに同じフィーチャクラスまたはレイヤを指定することによって決定されます。 | Feature Layer |
out_table |
入力フィーチャのリストと、検索範囲内のすべての近接フィーチャに関する情報を含むテーブル。検索範囲が指定されていない場合は、すべての入力フィーチャからすべての近接フィーチャまでの距離が計算されます。 | Table |
search_radius (オプション) |
入力フィーチャの検索範囲内にある近接フィーチャの距離だけが計算されます。 | Linear unit |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードでポイント間距離関数を使用する方法を示しています。
import arcpy arcpy.env.workspace = "C:/data/pointdistance.gdb" arcpy.PointDistance_analysis("police_stations", "crime_location", "crime_distances")
次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトでポイント間距離関数を使用する方法を示しています。
# Name: PointDistance.py # Description: Finds distance of each near point from each input point and outputs to a table. # Author: ESRI # import system modules import arcpy from arcpy import env # set workspace environment env.workspace = "C:/data/pointdistance.gdb" # set variables inFeatures = "police_stations" nearFeatures = "crime_location" outTable = "crime_distance4" searchRadius = "22000 Feet" # find crime locations within the search radius arcpy.PointDistance_analysis(inFeatures, nearFeatures, outTable, searchRadius)