画像分類ツールバーの概要

[画像分類] ツールバーは、教師付き分類で使用するトレーニング サンプルとシグネチャ ファイルを容易に作成することができる環境を提供します。また、ArcGIS Spatial Analyst を使用した教師付き分類および教師なし分類の両方がこのツールバー 1 つで実行できます。このツールバーのツールを使用するには、ArcGIS Spatial Analyst のライセンスが必要です。

次に、[画像分類] ツールバーの図を示します。

[画像分類] ツールバー

[画像分類] ツールバーには、トレーニング サンプルおよびシグネチャ ファイルを作成するための対話的なツールが含まれています。Spatial Analyst ツールボックスの [多変量解析] ツールセットでよく使用される分類ツールもこのツールバーにあります。

ツールおよびボタンの機能

次に、[画像分類] ツールバーで使用可能なツールおよびボタンの表を示します。

ボタン 名前 機能

Training sample manager

トレーニング サンプル マネージャ

[トレーニング サンプル マネージャ] を開きます。

Clear training samples

トレーニング サンプルの消去

すべてのトレーニング サンプルを削除し、新しい教師付き分類のセッションを開始します。

Draw training samples with polygon

トレーニング サンプル描画ツール

新しいトレーニング サンプルを画面に描画します。

トレーニング サンプルを作成するには、ポリゴンとして作成する方法、四角形として作成する方法、円として作成する方法の 3 つがあります。

Select training sample

トレーニング サンプルの選択

画面上でトレーニング サンプルを選択します。

分類ドロップダウン リストのコマンド

次に、[分類] ドロップダウン リストからアクセスできる分類コマンドの表を示します。

コマンド GP ツール名 機能
対話的な教師付き分類

なし

[トレーニング サンプル マネージャ] のトレーニング サンプルを使用して(シグネチャ ファイルは使用しない)、選択した画像レイヤを自動的に分類し、結果をすばやくプレビューできます。

このオプションを使用するには、トレーニング サンプルが 2 つ以上存在する必要があります。

標準ツール [最尤法分類(Maximum Likelihood Classification)]

[最尤法分類(Maximum Likelihood Classification)] ツール

シグネチャ ファイルを使用して、入力画像に対して教師付き分類を実行するジオプロセシング ツールを開きます。

標準ツール [ISO クラスタの教師なし分類(Iso Cluster Unsupervised Classification)]

[ISO クラスタの教師なし分類(Iso Cluster Unsupervised Classification)] ツール

入力画像に対して教師なし分類を実行するジオプロセシング ツールを開きます。

標準ツール [クラス確率(Class Probability)]

[クラス確率(Class Probability)] ツール

シグネチャ ファイルを使用して、入力画像に対してクラス確率解析を実行するジオプロセシング ツールを開きます。

標準ツール [主成分分析(Principal Components)]

[主成分分析(Principal Components)] ツール

入力画像に対して主成分分析を実行するジオプロセシング ツールを開きます。

トレーニング サンプルの作成ツール

トレーニング サンプル描画ツールでは、サンプルをポリゴンとして描画する方法、四角形として描画する方法、円として描画する方法の 3 つドロップダウン リストを提供します。

ボタン 名前 機能

Draw training samples with polygon

ポリゴンの描画

トレーニング サンプルをポリゴン シェープで描画

ポリゴンの各頂点をクリックし、終わったらダブルクリックします。

Draw training samples with rectangle

四角形の描画

トレーニング サンプルを四角形のシェープで描画

マウスのボタンをクリックしたまま、四角形のシェープをトレーニング サンプル領域までドラッグします。ドラッグし終わったら、マウス ボタンを放します。

Draw training samples with circle

円の描画

トレーニング サンプルを円の形状で描画

マウスのボタンをクリックしたまま円の中心を指定し、トレーニング サンプル上の領域の半径の分までドラッグします。ドラッグし終わったら、マウス ボタンを放します。

関連項目


7/10/2012