Network Extension

ArcGIS Server Network Extension を使用すると、サーバ環境内のネットワーク解析ツールにアクセスすることができます。これらのツールは交通ネットワーク向けに設計されたもので、Web アプリケーションにおけるルート検索機能を公開し、道案内を報告する優れた方法として利用できます。また、Network Extension を使用して、中央サーバで高度なルート解析を実行し、結果をクライアントに報告することもできます。

次のリストは、Network Extension で解決可能な課題の種類のサンプルです。

Network Extension を使用してこれらの課題を解決するには、まず交通ネットワークを表すネットワーク データセットが必要です。その後で、ネットワーク解析レイヤをネットワーク データセットに作成し、それらを解析してネットワーク上の問題の解決策を見つけます。ネットワーク解析レイヤには、ネットワーク上の問題のパラメータ、入力、および出力が含まれています。現時点では、6 種類の解析を実行できます。

ArcGIS Server Network Extension は、ArcGIS Desktop Network Analyst エクステンションと似ています。ネットワーク データセットおよびネットワーク解析レイヤの詳細については、Network Analyst ヘルプをご参照ください。

ネットワーク データセットとはネットワーク解析の種類

サーバでのネットワーク解析の操作

ネットワーク解析レイヤを持つマップを作成したら、Network Extension を使用して、そのマップをサーバでアクセス可能にすることができます。マップを公開し、ネットワーク解析ケーパビリティを有効にしたら、内部または外部クライアント アプリケーションはネットワーク上の問題をサーバに送信し、ルートや道案内などの情報を含む応答を受信できるようになります。ArcGIS Desktop ユーザは、ネットワーク解析のライセンスがなくても、ネットワーク解析サービスを利用して、[ルート検索] ツールによるシンプルな 2 点間ルート計算を行うことができます。ネットワーク解析サービスの開発では、Silverlight 用、Flex 用、および JavaScript 用の ArcGIS API、ArcGIS Server SOAP API、ArcGIS Server REST API、および ArcObjects といった、さまざまなプラットフォームを利用できます。

ネットワーク解析サービスの公開とクライアント アプリケーションでの利用の詳細


7/10/2012