ラスタの投影変換(Project Raster)の仕組み

[ラスタの投影変換(Project Raster)] ツールは、「サポートされている地図投影法」のリストに含まれる 2 つの投影法の間での座標変換をサポートしています。地図投影法を使用すると、地表面(回転楕円体)上の地域を地図(平面)で表すことができます。投影とは、地図上の位置を地球上の実際の位置とより正確に一致させることです。

ただし、3 次元の表面を 2 次元で表すと、形状、面積、距離、方向のいずれかのパラメータに歪みが生じます。また、生じる歪みの種類も投影法によって異なります。投影法が持つそれぞれの特性は、アプリケーションによって役立つ場合とそうでない場合があります。特定の投影法の歪み特性については、「サポートされている地図投影法」をご参照ください。

以下に、さまざまな投影法で必要とされるパラメータの定義と内容について説明します。

ラスタの投影変換(Project Raster)- 緯線
ラスタの投影変換(Project Raster)- 子午線
ラスタの投影変換(Project Raster)- 縮尺係数

縮尺係数は、円筒図法でより広い範囲におよぶ縮尺の誤差を再調整する場合に最もよく使用されます。UTM や Great Britain National Grid などでは、0.9996 の縮尺係数が一般的です。

関連項目


7/10/2012