軍事用データのデータ管理

ArcGIS では、次の NGA(National Geospatial-Intelligence Agency)データ形式を使用できます。

次の ArcGIS の機能により、これらのデータ形式を簡単に操作できます。

NGA データ形式の説明

一般的な軍事用データ形式には、RPF、DTED、および NITF があります。RPF データはさらに、CADRG/ECRG と CIB ラスタの 2 つのタイプに分類できます。CADRG/ECRG ラスタは、NGA ハードコピー製品のジオリファレンスされたスキャン画像で、他の GIS レイヤのベースマップとして使用されます。CIB ラスタは、解像度が 1、5、または 10 メートルのパンクロマティック(白黒)画像で、これもベースマップとして使用されます。

DTED ラスタは、3 つの解像度レベルの標高ラスタです。レベル 0 は 30 アーク秒(およそ 1,000 メートル)、レベル 1 は 3 アーク秒(およそ 100 メートル)、およびレベル 2 は 1 アーク秒(およそ 30 メートル)です。各 DTED データセットは、経度 1 度および緯度 1 度の領域を表します。

NITF 画像は、インテリジェンス分析に使用されます。NITF 標準では、複数の画像を 1 つの NITF ファイルに格納できます。NITF ファイルには、グラフィックスとテキストなどのタイプの異なる情報を含めることもできます。

RPF(CADRG/ECRG と CIB)、DTED、および NITF は、データの形式と構造を定義する仕様が公開されています。次の表に、各形式と関連する仕様ドキュメントを示します。

関連項目


7/10/2012