クラス閾値レンダリング
クラス閾値レンダリングを使用して、シンボルの構成が可能です。これには、ArcGIS Server フィーチャ レイヤ、Spatial Data Server エンドポイントのテーブル、GeoRSS レイヤ、グラフィックス レイヤが含まれます。各種レイヤとその機能については、「レイヤ タイプ」をご参照ください。
クラス閾値について
クラス閾値は、それぞれ最小値と最大値が定められたカテゴリです。たとえば、クラス閾値をデータ セットに適用した場合、特定のフィールドまたは属性の値に基づいてデータがグループ化されます。クラスの定義では最小値と最大値を使用するので、クラス閾値は数値属性にのみ適用されます。クラス閾値レンダラは、各クラスに特定のシンボルを割り当てます。属性値が同じであるグラフィックスには同じシンボルが割り当てられます。
たとえば、各建物の建築年が属性として設定されている建物レイヤあるとします。2000 年以降に建設された建物を緑色、1980 年~ 2000 年に建設された建物を黄色、1980 年より前に建設された建物を赤色で表示しようと計画しています。このレイヤに属する建物のうち、最も古いのは 1960 年に建てられた建物です。この場合、1960–1979、1980–1999、2000–2012 という 3 つのクラスを定義します。
クラス閾値レンダラの構成
ArcGIS Viewer for Silverlight では、クラス閾値に基づいてレイヤを簡単に描画できます。次の手順に従います。
- [レイヤの構成] パネルで、クラス閾値を構成するレイヤを選択します。
- 選択したレイヤを右クリックして、[構成] をクリックします。または、[レイヤの構成] パネルの下部にある [構成] ボタンをクリックします。
- 表示される [構成] パネルで [シンボル] をクリックします。構成オプションが表示されます。
- [レンダラ] ドロップダウン メニューを開き、[クラス閾値] を選択します。選択したレイヤの最初の数値フィールドを使用して、5 つのクラス閾値が自動的に計算されます。
- 次に、レンダラを構成します。
- 属性を変更する - シンボルの基になるフィールドを変更するには、[属性] ドロップダウン メニューを開いて使用するフィールドをクリックします。
- 配色を変更する - 標準の配色をレンダラに適用するには、リボンの [配色] ボタンをクリックし、表示されるリストから配色を選択します。
- 値のシンボルを選択する - いずれか 1 つの値のシンボルを指定するには、その値の左側にあるシンボルをクリックするか、右側にある下向き矢印をクリックします。次に、シンボル選択ボックスで使用するシンボルを選択します。
- 値のシンボルを変更する - 値に割り当てられているシンボルを変更するには、最初に、ダイアログ ボックスの右側で値を選択します。次に、ダイアログ ボックスの [現在のシンボル] セクションにあるコントロールを使用します。注意:オプションとして表示されるサイズと色は、選択したレイヤのジオメトリ タイプによって異なります。シンボルのサイズと色を指定する方法については、「単一シンボルのレンダリング」をご参照ください。透過表示スライダの数も、選択したレイヤのジオメトリ タイプによって異なります。ライン レイヤとポイント レイヤの場合、使用できるスライダは 1 つだけです。この場合、そのスライダの透過表示設定がシンボル全体に適用されます。ポリゴン レイヤでは両方のスライダを使用できます。上側のスライダではシンボルの塗りつぶしの透過度を指定し、下側のスライダではシンボルの枠線の透過度を指定します。
- クラスの値範囲を変更する - クラスの最小値と最大値を変更するには、既存の値をクリックして、新しい値を入力します。
- 属性を変更する - シンボルの基になるフィールドを変更するには、[属性] ドロップダウン メニューを開いて使用するフィールドをクリックします。
6/8/2012