言語パックの配置
ArcGIS for SharePoint 2.1.1 の多言語サポート
ArcGIS for SharePoint バージョン 2.1.1 は、アラビア語、中国語(簡体字)、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポルトガル(ブラジル)語、ロシア語、スペイン語の 10 か国語でサポートされています。製品インストール時にサポートされる言語は英語です。このため、ArcGIS for SharePoint セットアップを実行して ArcGIS for SharePoint バージョン 2.1.1 を配置すると、デフォルトでは、ArcGIS for SharePoint コンポーネント内のテキストが英語で表示されます。その他の言語はすべて、言語パック モデルを使用してサポートされます。英語以外のサポート言語を表示できるようにするには、メインの ArcGIS for SharePoint を配置した上に、該当言語の言語パックを配置する必要があります。
各言語パックは、SharePoint ソリューション パッケージ(wsp ファイル)として配布されます。ArcGIS for SharePoint 2.1.1 上には任意の数のロケールの言語パックを配置できるので、SharePoint 本体と同じように、1 つの ArcGIS for SharePoint インストールで複数言語をサポートすることになります。SharePoint 内では、ページ、サイト、またはサイト コレクション レベルで言語を定義できます。ArcGIS Map Web パーツには含んでいるページの言語が反映されますが、ArcGIS ジオコーディング ワークフローと ArcGIS ロケーション フィールドには含んでいるサイトの言語が反映されます。デフォルトでは、SharePoint 内のページまたはサイトの言語は、親のサイトまたはサイト コレクションから継承されます。
言語パックの配置
ArcGIS for SharePoint の言語パックを配置するには、次の手順に従います。

言語パックをインストールする前に、ArcGIS for SharePoint バージョン 2.1.1 をインストールする必要があります。
- ArcGIS for SharePoint の言語パックを含む SharePoint ソリューション パッケージ(*.wsp ファイル)を、SharePoint がインストールされているサーバに保存します。
- サーバ上で、SharePoint 2010 Administration および SharePoint 2010 Timer サービスが実行中であることを確認します。
- コマンド プロンプトを開きます。UAC(ユーザ アクセス制御)が有効になっている場合は、必ず管理者権限でコマンド プロンプトを開いてください。
- コマンド プロンプトで次のディレクトリに移動します。<Program Files>\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\BIN
- SharePoint のコマンド ライン管理ユーティリティである stsadm を使用して、SharePoint ファームにソリューションを追加します。このためには、次のコマンドを実行します。stsadm -o addsolution -filename "<言語パックの wsp ファイルへのパス>"
- ソリューションを追加したら、Web ブラウザで SharePoint の全体管理サイトを開きます。
- 全体管理サイトのホーム ページで、[システム設定] という見出しをクリックします。
- [システム設定] ページで、[ファーム ソリューションの管理] をクリックします。
- [ソリューション管理] ページで、言語パックを含む wsp ファイルの名前をクリックします。ファイル名は、esri.arcgis.mapping.sharepoint.<カルチャ コード>.wsp という形式になっています。
- [ソリューション プロパティ] ページで、[ソリューションの展開] をクリックします。
- [ソリューションの展開] ページで、[OK] ボタンをクリックします。
- コマンド プロンプトで次のコマンドを実行し、SharePoint サーバ上で IIS を再起動します。iisreset
ソリューションが展開されたら、言語パックに含まれる言語によって ArcGIS for SharePoint コンポーネントが自動的に表示されます(ただし、これらのコンポーネントを含むページ、サイト、またはサイト コレクションもその言語に設定されている場合)。
