ArcGIS for Sharepoint - ArcGIS Online の構成

Portal for ArcGIS または ArcGIS Online を参照するように ArcGIS for SharePoint を構成できます。Portal for ArcGIS には ArcGIS Online と同じコラボレーション機能および共有ツールが備わっていますが、ホストされる場所およびユーザが利用できるコンテンツはそれぞれ異なります。Portal for ArcGIS は組織のファイアウォールの背後に配置できます。また、組織のプライベートインスタンスを Esri でホストおよび管理することも可能です。

ArcGIS for SharePoint は、指定されたエンドポイント（Portal for ArcGIS または ArcGIS Online）を使用してマップセンターにデータを取り込み、検索機能に適した場所を決定します。構成ファイルで Portal for ArcGIS エンドポイントを指定した場合、そのポータルに含まれているマップがマップセンターに取り込まれます。また、ArcGIS Online ではなく、このポータルエンドポイントが検索対象となります。

エンドポイントの編集

ArcGIS for SharePoint で使用するエンドポイント（ArcGIS Online または Portal for ArcGIS）は、ArcGISOnline.xml 構成ファイルで指定します。デフォルトでは、この構成ファイルで ArcGIS Online が指定されています。ArcGIS for SharePoint で使用するエンドポイントを編集するには、次の手順に従います。エンドポイントを編集した場合、そのファイルが含まれるサイトコレクション内のすべての Map Web パーツに変更が適用されます。

[サイトの操作] ドロップダウンメニューをクリックし、[すべてのサイトコンテンツの表示] をクリックします。
[ドキュメントライブラリ] 列で [ArcGIS Mapping 構成ファイル] リンクをクリックします。
選択したドキュメントライブラリが開き、下図のように使用可能な構成ファイルが表示されます。
[ArcGISOnline] アイテムの横にあるチェックボックスをオンにします。
リボンで [ドキュメント] タブをクリックし、[ドキュメントの編集] をクリックします（必要であればドキュメントをチェックアウトします）。

[ドキュメントを開く] ダイアログボックスで [OK] をクリックします。デフォルトの XML エディタに ArcGISOnline.xml ファイルが表示されます。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<Configuration>
  <Sharing>http://www.arcgis.com/sharing/</Sharing>
  <Secure>https://www.arcgis.com/sharing/</Secure>
  <ProxyServer></ProxyServer>
  <ProxyServerEncoded></ProxyServerEncoded>
</Configuration>

必要な情報を入力して、このファイルを保存します。
ArcGIS Mapping 構成ファイルライブラリにこのファイルをチェックインします。

[Sharing] タグと [Secure] タグでは、ArcGIS ロケーションのポータルを指定できます。[ProxyServer] タグと [ProxyServerEncoded] タグでは、検索時に追加されたセキュアなサービスまたはセキュアな Web マップを開く場合に、ArcGIS Online で使用するプロキシページを指定できます。[ProxyServer] タグでは、クエリ文字列をエンコードしないプロキシページを指定します。ProxyServerEncoded はこのクエリ文字列をデコードします。プロキシページを指定するときは両方のプロキシサーバタグを使用します。ただし、クエリパラメータをデコードする場合は、これらに同じページを設定できます。プロキシページの作成について詳しくは、「プロキシの構成」をご参照ください。

6/8/2012