ArcGIS Desktop から DB2 のジオデータベースへのダイレクト コネクションの作成

ArcGIS Desktop から ArcSDE ジオデータベースへのダイレクト コネクションを使用できます。クライアント コンピュータで DBMS(データベース管理システム)のクライアントをすでにインストールおよび設定している場合は、次の手順を実行して、ArcGIS Desktop からのダイレクト コネクションを設定します。

手順:
  1. カタログ ツリーの [Database Connections] フォルダを展開します。このフォルダには、次の 2 つの方法のいずれかでアクセスできます。
    • ArcMap、ArcScene、または ArcGlobe を起動し、[カタログ] ウィンドウを開きます。次に、カタログ ツリーで [Database Connections] フォルダをダブルクリックします。
    • ArcCatalog を起動し、カタログ ツリーで [Database Connections] フォルダをダブルクリックします。
  2. [空間データベース接続の追加] をダブルクリックします。

    [空間データベース接続] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [サーバ] テキスト ボックスに、IBM DB2 データベースが置かれているサーバ名を入力します。
  4. Linux、UNIX、または Windows 上の DB2 データベースに接続する場合は、[サービス] テキストボックスに「sde:db2」と入力します。IBM z/OS 上の DB2 に接続する場合は、[サービス] テキスト ボックスに「sde:db2zos」と入力します。
    ヒントヒント:

    この接続文字列の一部として、環境変数を入力できます。変数は接続文字の後ろにセミコロンで区切って追加します。

    たとえば、ダイレクト コネクションでクライアントのインストール ディレクトリを表す SDEHOME の場所を指定する場合は、「sde:db2;SDEHOME=c:\Program Files\ArcGIS\Desktop」のように入力します。

  5. [データベース名] に、接続するデータベースのエイリアスを入力します(エイリアスは、DB2 コンフィグレーション アシスタントの設定時に指定しています)。
  6. データベース認証を使用する場合は、ユーザ名とパスワードを入力します。
  7. ログイン情報をコネクションに保存しない場合は、[ユーザ名とパスワードを保存する] をオフにします。
  8. オペレーティング システム認証を使用する場合は、[オペレーティング システム認証] ボタンをクリックします。
    データベース認証情報が無効になります。
  9. [接続テスト] をクリックします。

    テストに成功すると、ボタンが使用できない状態になります。テストに失敗した場合は、正しい情報を入力するか、データベースの問題を解決するまで、ジオデータベースのデータにアクセスできません。

  10. [OK] をクリックします。
  11. 新しい空間データベース接続の名前を入力します。
  12. Enter キーを押します。
メモメモ:

ArcGIS Desktop のインスタンスで ArcSDE ジオデータベースにすでに接続している状態で次の接続を行う場合、サーバ、サービス、および認証モードのプロパティが前の接続と一致していれば、前の接続プロパティが使用されます。このため、ユーザ名とパスワードまたはバージョンを保存しない接続ファイルを使用して同じ ArcSDE ジオデータベースに接続しても、ユーザ名とパスワードまたはバージョンが保存された同じ ArcSDE ジオデータベース サーバとサービスがすでに存在する場合は、不足しているプロパティの入力は求められず、前の接続プロパティと、保存されたログインまたはバージョンが使用されます。

関連項目


3/6/2012