ST_Raster.export
定義
ST_Raster.export 関数は、ST_Raster オブジェクトのすべてまたは一部を画像ファイルに書き込みます。この関数は、SQL SELECT ステートメントの選択リストの一部としてのみ使用するように設計されています。
構文
Oracle
export (filename IN VARCHAR2) RETURN VARCHAR2 export (filename IN VARCHAR2, parameter_list IN VARCHAR2) RETURN VARCHAR2
PostgreSQL
export (raster IN ST_RASTER, filename IN TEXT) RETURN TEXT export (raster IN ST_RASTER, filename IN TEXT, parameter_list IN TEXT) RETURN TEXT
SQL Server
export (filename IN NVARCHAR, parameter_list IN NVARCHAR) RETURN NVARCHAR
戻り値
VARCHAR
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
filename | エクスポートするラスタ ファイルの名前 filename パラメータは VARCHAR であるため、単一引用符で囲む必要があります。ファイル名の拡張子で、ファイルのエクスポートに使用するラスタ形式が決定されます。現在、エクスポートでサポートされているラスタ形式は GeoTIFF です。したがって、「.tif」の拡張子を付加します。 |
raster | エクスポートする ST_Raster 値 |
parameter_list | 単一引用符で囲んだパラメータのカンマ区切りのリスト。以下のパラメータを指定できます。
|
例
以下の例では、次の内容を示します。
- ST_Raster オブジェクトを border.tif という名前の GeoTIFF ファイルにエクスポートする方法
- ST_Raster オブジェクトの 2 番目のピラミッド レベルを、GeoTIFF ファイルの pyramid.tif にバンド シーケンスの降順でエクスポートする方法
これらの例では、ファイルは SQL を処理する DBMS サーバの位置にエクスポートされます。ファイル名にはパスを含めることができます。DBMS サーバで有効なパスであることを確認してください。
Oracle
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SELECT image.export('border.tif', 'compression=zip') FROM BORDER t WHERE t.image.raster_id = 10;
-
SELECT image.export('pyramid.tif', 'level=2, band=(3,2,1)') FROM BORDER WHERE image.raster_id = 20;
PostgreSQL
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SELECT export(image,'border.tif', 'compression=zip') FROM border WHERE raster_id(image) = 10;
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SELECT export(image, 'pyramid.tif', 'level=2, band=(3,2,1)') FROM border WHERE raster_id(image) = 20;
SQL Server
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SELECT image.export('border.tif', 'compression=zip') FROM border WHERE image.raster_id = 10;
-
SELECT image.export('pyramid.tif', 'level=2, band=(3,2,1)') FROM border WHERE image.raster_id = 20;
3/6/2012