データベース サーバからジオデータベースをデタッチ
ジオデータベースをデタッチすると、そのジオデータベースへのすべての参照がデータベース サーバから削除されますが、データ ファイル(.mdf)は削除されません。ジオデータベースをデタッチした後、SQL Server Express Edition データ ファイルを転送して、別の SQL Server Express Edition インスタンスにアタッチすることができます。
.mdf ファイルおよびフルテキスト カタログは、ジオデータベースを最初に作成したディレクトリにあります。たとえば、ジオデータベースを C:\MyData フォルダで作成した場合、データおよびフルテキスト カタログはこのディレクトリに存在します。
ジオデータベースを別のサーバに転送する際に、.ldf ファイルをコピーする必要はありません。アタッチ時に新しい .ldf ファイルが作成されます。ただし、フルテキスト カタログはデータベースとともにコピーする必要があります。SQL Server 2005 Express の場合、フルテキスト カタログは、データベース名の後ろに "_CAT" を付加した名前のフォルダです。SQL Server 2008 Express の場合、フルテキスト カタログは .ndf ファイルに含まれています。フルテキスト カタログを正しく転送するには、ジオデータベースの移動先となるデータベース サーバを、SQL Server のフルテキスト検索を使えるようにセットアップしておく必要があります。
ジオデータベースの作成時のディレクトリを忘れてしまったり、ディレクトリが不明な場合は、[ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスで確認することができます(ジオデータベースをデタッチする前に実行してください)。データベースの場所は、[管理] タブの [一般] 領域に表示されます。ジオデータベースをアタッチする際には、.mdf ファイルを指定してください。
- サーバ管理者としてログインし、ArcMap を起動して、カタログ ウィンドウを開きます。
- ジオデータベースをデタッチする対象のデータベース サーバをダブルクリックします。
- カタログの [コンテンツ] タブで、ジオデータベースを右クリックし、[デタッチ] をクリックします。
- ファイルの場所を記録し、ジオデータベースをデタッチしてよいかどうかの確認を要求されたら [OK] をクリックします。
カタログ ツリーではなく、必ず [コンテンツ] タブで、ジオデータベースを右クリックしてください。カタログ ツリーでジオデータベースをクリックすると、直ちにジオデータベースに接続します。接続が行われているジオデータベースはデタッチできないため、デタッチ操作に失敗します。