SQL Server Express Edition 用の ArcSDE ジオデータベースのデータセット権限の変更
SQL Server Express エディション用の ArcSDE ジオデータベースでユーザのデータセットに対する権限を変更するには、そのユーザを 3 つのロール(「読み取り専用」、「読み取り/書き込み」、または「なし」)のいずれか 1 つに割り当てます。
データセット上のロールに割り当てられたユーザには、次のルールが適用されます。
- データセットの権限を変更できるのは、データセットの所有者だけです。
- データセットの削除やその定義変更が可能なのはデータセットの所有者だけであるため、データセットの所有者がデータセットの「読み取り/書き込み」権限を他のユーザに割り当てている場合でも、そのユーザがデータセットのスキーマを変更することはできません。
- データセットのユーザ権限は、一度に 1 つずつ変更する必要があります。
- フィーチャ データセット内のフィーチャクラスに異なる権限を付与することはできません。
ヒント:
リストから選択したユーザにジオデータベース全体の「読み取り/書き込み」または管理権限がすでに割り当てられていた場合、ユーザがデータセット レベルの権限より高いレベルの権限を持っている旨を示すメッセージが表示され、すべての役割オプションが無効になります。特定のオブジェクトへのアクセスを許可することは可能ですが、アクセスを拒否する設定は不可能なので、ユーザにジオデータベースのすべてのオブジェクトに対する「読み取り/書き込み」アクセスを許可したくない場合は、ジオデータベースへの権限を「読み取り専用」に変更し、「読み取り/書き込み」アクセスを許可するデータセットでのみ、「読み取り/書き込み」アクセスを許可します。
手順:
- カタログ ウィンドウで、データベース サーバに接続し、権限を変更するデータセットが含まれたジオデータベースに接続します。
- 特定の権限を他のユーザに割り当てるデータセットを、右クリックします。
- [権限] をクリックします。
- [権限] ダイアログ ボックスで、リストから適切なユーザまたはグループを選択します。
- このユーザまたはグループに割り当てるデータセットの権限([なし]、[読み取り専用]、[読み取り/書き込み])をクリックします。
- [適用] をクリックします。
- [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。
対象のユーザの特定のデータセットに対する権限が変更されます。
3/6/2012