SQL Server Express Edition 用の ArcSDE ジオデータベースへの接続

カタログ ウィンドウの [Database Connections] ノードから直接、SQL Server Express Edition 用の ArcSDE ジオデータベース（データベース サーバ）に接続することができます。このノードからの接続が使用されるのは、ジオデータベース内で管理タスクを実行する必要がなく、ジオデータベースにアクセスして格納されているデータを編集する必要がある場合です。

次の手順に、[Database Connections] ノードから SQL Server Express Edition 用の ArcSDE ジオデータベースに接続する方法を示します。

手順:

1. [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcMap 10] の順にクリックして、ArcMap を起動します。
2. [標準] ツールバーの [カタログ ウィンドウ] ボタンをクリックします。
3. カタログ ツリーの [Database Connections] フォルダを展開します。
4. [空間データベース接続の追加] をダブルクリックします。
5. [サーバ] テキスト ボックスに、SQL Server データベースが置かれているサーバ名を入力します。
6. [Service] テキスト ボックスに sde:sqlserver:<sql サーバ インスタンス名> を入力します。

   <sql サーバ インスタンス名> は server name\instance の形式です。たとえば、mypc\sqlex です。

7. [データベース名] フィールドに、接続するデータベースの名前を入力します。
8. [オペレーティング システム認証] ボタンをクリックします。
9. トランザクションのバージョンを DBO.DEFAULT に変更します。

   別のバージョンのデータベースに接続する手順については、「特定のバージョンへのジオデータベース コネクションの保存」をご参照ください。

10. [接続テスト] をクリックして、入力した情報が正しいことを確認します。

    接続が失敗した場合は、[データベース コネクション プロパティ] ダイアログ ボックスで、入力した情報が正しいかどうかを確認してください。情報が正確でも接続できない場合は、SQL Server Express インスタンスが実行中かどうか、また接続が受け入れられているかどうかを確認してください。

11. [OK] をクリックします。
12. 接続の名前を変更する場合は、その接続を右クリックし、[名前の変更] をクリックして、新しい名前を入力します。

これで、カタログ ツリーの [Database Connections] ノードで、該当のジオデータベースに接続できるようになりました。この接続の内容は、ユーザ プロファイル内の接続ファイル（*.sde ファイル）に保存されています。