SQL Server Express Edition 用の ArcSDE ジオデータベースで言語分析対象となる言語を設定

フルテキスト インデックス作成と検索に使用されるデフォルトの言語が言語分析でサポートされている場合には、Microsoft SQL Server Express のインストール時にこの言語がデータベース サーバの言語と一致するように設定されます。したがって、XML ドキュメントのテキストの言語が、データベース サーバのデフォルトのフルテキスト言語設定に一致する場合は、XML ドキュメントが正しくインデックス化および検索されます。一方、ドキュメントの言語が言語分析でサポートされている場合でも、XML 列のテキストの言語がデータベース サーバのデフォルトのフルテキスト言語設定に一致していない場合は、言語分析に誤った言語が使用されるため XML ドキュメントのテキストのインデックス作成と検索は正しく行われません。また、ArcGIS Server for Workgroup では、XML 列のコンテンツをインデックス化するときに使用される言語を変更する方法を提供していません。

XML 列で ArcIMS メタデータ サービスがサポートされるようにジオデータベースを設定している場合は、SQL Server が言語分析に使用するデフォルト言語を決定できるユーティリティ WorkgroupXMLLangauge.exe が ArcIMS とともに提供されます。XML 列のテキストの言語がデータベース サーバのデフォルトのフルテキスト言語設定に一致していない場合は、このユーティリティを使用して、ジオデータベース内のすべての XML 列のインデックス生成に用いられる言語を変更してください。

言語分析に使用される言語は、XML 列や ArcIMS メタデータ サービスを作成する前に正しく設定する必要があります。WorkgroupXMLLanguage ユーティリティの詳細については、ArcIMS のヘルプをご参照ください。

メモ:

データベース サーバの言語が SQL Server Express での言語分析でサポートされていない場合は、代わりにデフォルト設定である「ニュートラル(Neutral)」が使用されます。単語が空白および句読点で区切られていれば、デフォルト設定を使用してある程度の成功率でドキュメントのインデックス作成と検索が可能なことがあります。使用する言語が言語分析でサポートされているかどうかは、Microsoft の Web サイトで確認します。sys.fulltext_languages を検索してください。

手順:

1. WorkgroupXMLLanguage.exe ユーティリティは、SQL Server Express Edition with Advanced Services インスタンス（データベース サーバ）がインストールされているコンピュータで実行する必要があります。ArcIMS が別のコンピュータにインストールされている場合には、SQL Server Express Edition with Advanced Services がインストールされているコンピュータに、<ArcIMS のインストール場所>\Metadata\Commands フォルダをコピーしてください。
2. データベース サーバが稼働中であることを確認します。
3. WorkgroupXMLLanguage.exe を実行して、言語分析用のデフォルトの言語を確認します。
4. デフォルトの言語が言語分析に用いる必要のある言語と一致していない場合は、ドロップダウン メニューから別の言語を選択します。

ヒント:

XML 列に複数の言語で書かれた XML ドキュメントが含まれている場合は、「ニュートラル(Neutral)」設定を使用する必要があります。この設定を使用するとステミングは実行されません。