XML ワークスペースによるジオデータベースのコピー

ジオデータベースのコピーおよび移動を行うには、ジオデータベース XML ワークスペース ドキュメントを使用します。この方法では、ジオデータベースのコンテンツから読み取り可能な XML ドキュメントが作成されます。

メモ:

データとスキーマを両方ともコピーする場合、結果として生成されるジオデータベース XML ドキュメントはかなり大きくなる可能性があります。一般に、ジオデータベースのデータをコピーする場合、この方法は推奨されません。これに代わる方法としては、[コピー] ツールまたは ArcMap のデータ抽出ウィザードを使用して、情報のサブセットをコピーすることが挙げられます。

XML ワークスペース ドキュメントは、異なる種類のジオデータベースへジオデータベース スキーマ（空のジオデータベース）をコピーするのにとても便利です。

XML ワークスペースを使用したスキーマのコピーの詳細

ジオデータベース XML については、「ジオデータベース XML」をご参照ください。

手順:

XML ワークスペース ドキュメントを使用してジオデータベース スキーマをコピーするには、次の手順を実行します。

1. カタログ ツリーで、コピー元のジオデータベースを右クリックし、[エクスポート] → [XML ワークスペース ドキュメント] をクリックします。
2. この場合は、ジオデータベースのすべてのコンテンツをコピーするので、ウィザードの最初のパネルで [データ] をクリックします。
3. 新規作成するエクスポート ファイルのパスと名前を指定します。
   • テキスト ボックスにパス名を入力する場合は、ファイル名にファイル タイプを指定する .xml、.zip、または .z 拡張子を付けます。
   • [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスでフォルダを参照してパス名を指定する場合は、ダイアログ ボックスでファイルの種類を指定します。

エクスポートするデータに含まれているメタデータをエクスポートする場合、[メタデータのエクスポート] チェックボックスをオンにします。

4. [次へ] をクリックして、XML ドキュメントにエクスポートされるジオデータベースの内容をプレビューします。

   このパネルには、コピーの対象となるデータセットがすべて表示されます。

   ネットワーク、トポロジ、またはテレインに属しているフィーチャクラスをチェックしたままにしておくと、そのネットワーク、トポロジ、またはテレインに属しているフィーチャクラスがすべてコピーされます。

5. エクスポート対象外にするフィーチャクラス、テーブル、またはリレーションシップ クラスについては、[含む] チェックボックスをオフにします。
6. [サマリ] をクリックして、抽出された内容とその他のオプション設定の一覧を確認します。
7. [完了] をクリックして、ジオデータベースをエクスポートします。

[XML ワークスペース ドキュメントのエクスポート] ウィザードで指定した場所に、XML ドキュメントが生成されます。このドキュメントを使用してデータを別のジオデータベースに移動することもできます。その場合は、XML ドキュメントをジオデータベースにインポートします。