JavaScript アプリケーションの作成
軽量なマッピング機能を Web アプリケーションに埋め込みたい場合、または ArcGIS Server 開発を始めたばかりの場合は、ArcGIS API for JavaScript の使用を検討してください。必要なのは、アプリケーションで使用できるマップやツールを提供する ArcGIS Server だけです。Esri はこの目的に合ったサンプル サーバをいくつか提供しています。初めての方は、ArcGIS JavaScript API のホームページをご参照ください。
JavaScript API は、サーバから情報をステートレスに取得できるバックエンドの REST API を利用します。アプリケーションの実行時にサーバ上でコード実行する必要はなく、コードはブラウザで実行されます。これにより、クライアントでの操作がすばやく明確になります。JavaScript API は Dojo JavaScript ツールキットに基づいているため、各自のコードでブラウザの特異性について心配する必要はなく、フレームワークが自動的に処理してくれます。
コーディングの経験がほとんどあるいはまったくない場合でも、JavaScript API を使用することができます。サンプル コードをコピーして HTML ページに貼り付け、マッピング機能を追加します。
また、JavaScript API を使用すれば、ArcGIS Online が提供するベースマップ サービスの上にデータとマップを重ねることができます。
JavaScript API でアプリケーションを記述する際には、サーバ上のマップや他のリソースへの URL を指定する必要があります。ArcGIS Services Directory を使用して、これらの Web アドレスを調べることができます。サンプルについては、http://<サーバ名>/<インスタンス名>/SDK/REST/servicesdirectory.html にある Services Directory ヘルプ ページをご参照ください。
ArcGIS Server には、JavaScript 用のよく知られているオンライン マッピング API のエクステンションも含まれています。
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ArcGIS Extension for the Google Maps API
この Google Maps API 用のエクステンションを使用して、カスタム マップを Google Maps のベース レイヤと統合することができます。サービスで検索タスクやジオプロセシング タスクを実行し、その結果をフィーチャとして操作することができます。また、コンテンツを Google Mapplet として公開することもできます。
詳細については、ArcGIS Extension for the Google Maps API のホームページをご参照ください。
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ArcGIS Extension for Bing Maps
この Bing Maps 用エクステンションを使用して、カスタム マップを Bing Maps ベースマップに 2D または 3D で表示することができます。サービスで検索タスクやジオプロセシング タスクを実行し、その結果を VEShapes として操作することができます。ジオプロセシング操作を実行し、その結果をベースマップに表示することもできます。
詳細については、ArcGIS Extension for Bing Maps のホームページをご参照ください。