フィーチャの境界に基づいたグローブ キャッシュの作成
グローブ キャッシュの構築では、マップ内でアクセス頻度の高いエリアのタイルをあらかじめ作成しておき、アクセス頻度の低いエリアについてはオンデマンドでタイルを作成する方法が効果的です。[フィーチャクラスを使用して特定のエリアを更新] オプションを使用して、フィーチャクラスのフィーチャだけをカバーするタイルを作成することができます。たとえば 1 つの国をキャッシュしている場合は、主要都市部のフィーチャクラスを指定することができます。そうすることで、それらの都市部をカバーするタイルだけをサーバに事前に作成させます。残りのエリアは、クライアントによってリクエストされたときにオンデマンドでキャッシュすることができます。これにより、郊外地域のタイルの作成に費やす時間とディスク容量を節約することができます。
このオプションを使用する場合は、ツールに各フィーチャの状態を追跡させることができます。状態追跡を有効にすると、キャッシュしているフィーチャクラスに [Cached] フィールドが追加されます。フィーチャの範囲のタイルが作成されると、そのフィーチャの [Cached] フィールドに [Yes] が表示されます。
[フィーチャクラスを使用して特定のエリアを更新] オプションを同じフィーチャクラスで再び実行すると、[Cached] フィールドに [Yes] が表示されていないレコードのタイルのみが作成されます。このようにしたくない場合は、[Cached] フィールドを削除する、その値を [Yes] 以外のものに変更する、または状態追跡を有効にするオプションをオフにする必要があります。
フィーチャクラスに基づいて更新を行う場合は、土地区画の境界や建物のフットプリントなど、小さなフィーチャがいくつも含まれたフィーチャクラスは避けてください。このオプション専用の、より汎化されたフィーチャクラスを作成すると効果的かもしれません。たとえば、建物が存在するエリアを更新したい場合は、建物のフットプリント フィーチャクラスを使用するのでなく、建物があるエリア全体をカバーするいくつかの大きなポリゴン フィーチャを作成することです。