別々のサーバへの SQL Server および ArcSDE のインストール
SQL Server と ArcSDE を別々のサーバにインストールする場合には、3 つの点に注意する必要があります。
- SQL Server を ArcSDE とは別のコンピュータにインストールする場合、ArcSDE はデータベースに対してクライアントとして動作します。ダイレクト コネクションを使用してデータベースに接続するには、SQL Server Native Client を ArcSDE サーバにインストールする必要があります。インストールする SQL Server Native Client は、接続先の SQL Server データベースと少なくとも同じリリースであることが必要です。たとえば、SQL Server 2005 データベースに接続する場合は、SQL Server 2005 または 2008 Native Client をインストールします。SQL Server 2008 に接続する場合は、SQL Server 2008 Native Client をインストールします。SQL Server Native Client は Microsoft の Web サイトからダウンロードできます。
- ArcSDE サービスを使用してデータベースに接続するために Windows 認証ユーザ(ArcSDE 管理ユーザを含む)を使用する場合は、SQL Server と ArcSDE を別々のサーバにインストールすることはできないので注意してください。Windows 認証を使用する場合は、次の 2 つのオプションがあります。
- SQL Server と ArcSDE を別々のサーバにインストールし、ジオデータベースへの接続にはダイレクト コネクションのみを使用する。
- SQL Server と ArcSDE を同じサーバにインストールする。SQL Server と ArcSDE が同じサーバ上にあれば、ジオデータベースへの接続のタイプはどちらでも構いません。
- ST_Raster ストレージ タイプ(Microsoft SQL Server 2008 のシングル空間データベース モデルの ArcSDE ジオデータベースのみで使用できる)を使用する場合は、ST_Raster タイプのインストールまたはアップグレードを行う前に、SDEHOME から SQL Server コンピュータに特定のファイルをコピーする必要があります。詳細については、「リモート SQL Server データベースへの ST_Raster タイプのインストール」をご参照ください。
3/6/2012