ArcGIS Desktop から SQL Server のジオデータベースへのダイレクト コネクションの作成
ArcGIS Desktop から ArcSDE ジオデータベースへのダイレクト コネクションを使用することができます。次の手順を実行して、ArcGIS Desktop からのダイレクト コネクションを設定します。
手順:
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カタログ ツリーの [Database Connections] フォルダを展開します。このフォルダには、次の 2 つの方法のいずれかでアクセスできます。
- ArcMap、ArcScene、または ArcGlobe を起動し、[カタログ] ウィンドウを開きます。次に、カタログ ツリーで [Database Connections] フォルダをダブルクリックします。
- ArcCatalog を起動し、カタログ ツリーで [Database Connections] フォルダをダブルクリックします。
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[空間データベース接続の追加] をダブルクリックします。
[空間データベース接続] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [サーバ] テキスト ボックスに、SQL Server データベースが置かれているサーバ名を入力します。
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[サービス] テキスト ボックスに、「sde:sqlserver:<sql サーバ インスタンス名>」と入力します。
- SQL Server のデフォルトのインスタンスに接続する場合、インスタンスの名前はサーバ名と同じです。
- SQL Server の名前付きのインスタンスに接続する場合、SQL Server のインスタンス名は「<サーバ名>\<インスタンス>」となります。
- または、SQL Server のインスタンスが接続を待ち受けるポート番号を指定することもできます。この場合は、サーバ名の後にポート番号を指定します。 sde:sqlserver:myserver,1433.
ヒント:この接続文字列の一部として、環境変数を入力できます。変数は接続文字の後ろにセミコロンで区切って追加します。
たとえば、ダイレクト コネクションでクライアントのインストール ディレクトリを表す SDEHOME の場所を指定する場合は、「sde:sqlserver:myserver;SDEHOME=c:\Program Files\ArcGIS\Desktop」のように入力します。
- [データベース名] フィールドに、接続するデータベースの名前を入力します。
- データベース認証を使用する場合は、ユーザ名とパスワードを入力します。
- ログイン情報をコネクションに保存しない場合は、[ユーザ名とパスワードを保存する] をオフにします。
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オペレーティング システム認証を使用する場合は、[オペレーティング システム認証] ボタンをクリックします。
データベース認証情報が無効になります。
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dbo スキーマを使用するジオデータベースに接続する場合は、接続先のバージョンを変更する必要があります。[接続の詳細] セクションの [変更] ボタンをクリックします。
- dbo.DEFAULT または別のトランザクション バージョンを選択します。
- [接続の詳細] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックして、このダイアログ ボックスを閉じます。
- 最後のステップで入力したバージョン接続情報を保存しない場合は、[接続ファイルにバージョンを保存します] チェックボックスをオフにします。
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[接続テスト] をクリックします。
テストに成功すると、ボタンが使用できない状態になります。テストに失敗した場合は、正しい情報を入力するか、データベースの問題を解決するまで、ジオデータベースのデータにアクセスできません。
- [OK] をクリックします。
- 新しい空間データベース接続の名前を入力します。
- Enter キーを押します。
メモ:
ArcGIS Desktop のインスタンスで ArcSDE ジオデータベースにすでに接続している状態で次の接続を行う場合、サーバ、サービス、および認証モードのプロパティが前の接続と一致していれば、前の接続プロパティが使用されます。このため、ユーザ名とパスワードまたはバージョンを保存しない接続ファイルを使用して同じ ArcSDE ジオデータベースに接続しても、ユーザ名とパスワードまたはバージョンが保存された同じ ArcSDE ジオデータベース サーバとサービスがすでに存在する場合は、不足しているプロパティの入力は求められず、前の接続プロパティと、保存されたログインまたはバージョンが使用されます。
関連項目
3/6/2012