SQL Server でのメモリのチューニング
ArcGIS Server Enterprise ライセンスで作成されるジオデータベースのみに適用
デフォルトの設定では、SQL Server は必要以上のメモリを使用します。負荷の高いシステムでは、SQL Server によって ArcSDE を含む他のアプリケーションがページングを余儀なくされ、それらの応答時間やスケーラビリティが損なわれるおそれがあります。固定のメモリ サイズを使用するか、最大メモリ サイズを設定して、SQL Server のメモリ消費を制限することを検討してください。そのためには、Management Studio でサーバを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[メモリ] ページをクリックし、サーバ メモリの最大値を入力します。
また、レジストリの SharedSection の値を引き上げることもできます。この設定は、非対話型デスクトップ アプリケーションのヒープ サイズを制御し、ArcSDE クライアント コネクションなどの Windows サービスをサポートするためのメモリを確保します。この設定を調整する必要があるのは、ArcSDE の同時接続の数が 50 を超えると予想される場合です。この設定は、次のレジストリ キーの Windows エントリにあります。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystemsこのエントリに、「SharedSection=1024,3072,512」という文字列が含まれています。この最後のエントリ値を 1024 に増やします。非対話型ヒープの詳細については、Esri サポート サイトの「article 23953」をご参照ください。