SQL Server 用の ArcSDE サービスの作成と起動
ArcSDE for SQL Server のポスト インストール ウィザードの最後のステップは省略可能です。このステップでは、ウィザードに入力した情報を使用して、Windows サービスと ArcSDE の services.sde ファイルにサービスのエントリを追加します。続いて、ArcSDE サービスを作成して Windows レジストリに登録し、サービスを起動します。
ポスト インストール ウィザードの [ArcSDE サービス情報 ] ダイアログ ボックスには、完全またはカスタムのいずれかのポスト インストール セットアップを実行することでアクセスできます。
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ポスト インストール ウィザードの [ArcSDE サービス情報 ] ダイアログ ボックスに移動します。
ポスト インストール ウィザードは、ArcSDE コンポーネントのインストール ウィザードの最後に自動的に起動されます。[スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcSDE] → [ArcSDE for SQL Server Post Installation] の順にクリックして、後でウィザードにアクセスすることもできます。
- [サービス] テキスト ボックスにサービスの一意な名前を入力します。
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[サービス] テキスト ボックスに、一意の TCP/IP ポート番号と「/tcp」を続けて入力します。
6789/tcp
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入力するユーザ情報は、使用しているスキーマのタイプによって異なります。
- sde スキーマのジオデータベースのサービスを作成している場合は、[ArcSDE ログイン] テキスト ボックスに「sde」が自動的に入力されます。
- dbo スキーマのジオデータベースのサービスを作成している場合は、[ArcSDE DBA ログイン] テキスト ボックスに、データベースのユーザ名、または SQL Server データベースの dbo である Windows 認証ログインを入力します。
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同様に、入力するパスワードもジオデータベース スキーマによって異なります。
- ジオデータベースが sde スキーマにある場合は、[ArcSDE パスワード] テキスト ボックスに sde ユーザのパスワードを入力します。
- ジオデータベースが dbo スキーマにある場合は、[ArcSDE DBA パスワード] テキスト ボックスに、[ArcSDE DBA ログイン] テキスト ボックスに指定した dbo ユーザのパスワードを入力します。
- [データベース名] テキスト ボックスに、ジオデータベースを格納するデータベースの名前を入力します。
- [SQL Server インスタンス名] テキスト ボックスに、ジオデータベースを格納するデータベースを含む SQL Server インスタンスの名前を入力します。
- [サーバ名] テキスト ボックスに、データベースが配置されているサーバの名前を入力します。
- [次へ] をクリックします。
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メッセージが表示されたら、[OK] をクリックしてサービスを起動します。
ヒント:
メッセージの代わりに、別のサービス名またはポート番号を要求するダイアログ ボックスが表示された場合は、入力したサービス名またはポート番号がすでに services ファイルに存在していることを意味します。一意の名前およびポート番号を入力して、操作を続けてください。
サービス名とポート番号が間違って services ファイルに存在している場合は、これらを手動で削除できます。ただし、サービスがまだ存在しているが使用されていない場合は、サービスを削除してから、services ファイルのエントリを削除する必要があります。その後、サービス名およびポート番号を再利用できます。