SQL Server のフルテキスト検索エンジンの言語設定
XML 列のコンテンツを使用してテーブルをクエリする場合は、フルテキスト インデックスによる言語分析で使用されるデフォルト言語が正しいか確認する必要があります。
これは SQL Server インスタンス用の設定であり、特定のデータベースの照合順序とは無関係です。デフォルトのフルテキスト言語は、その言語がサポートされている場合には、SQL Server をインストールするときのコンピュータの言語と地域の設定と一致するように設定しなければなりません。
手順:
- SQL Server Management Studio から SQL Server インスタンスに接続します。
- オブジェクト エクスプローラで、インスタンスを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
- [サーバのプロパティ] ダイアログ ボックスの [ページの選択] で [詳細設定] をクリックします。
- 右側の [その他] に [既定のフルテキスト言語] の値が表示されます。このダイアログ ボックスは開いたままにしておきます。
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[SQL クエリ エディタ] ウィンドウを開き、次のクエリを入力して実行し、使用しているバージョンの SQL Server でサポートされているフルテキスト言語をすべてリストします。
SELECT * FROM sys.fulltext_languages;
このクエリは、SQL Server インスタンスでサポートされているフルテキスト言語をすべて返します。
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[サーバのプロパティ] ダイアログ ボックスの [既定のフルテキスト言語] の値を、クエリ ウィンドウにある言語およびその値のリストと比較します。
- XML ドキュメントのテキストの言語が、データベース サーバのデフォルトのフルテキスト言語設定に一致する場合は、データベースが ArcSDE XML データを格納するよう準備を続けます。DBTUNE のフルテキスト言語パラメータを変更する必要はありません。
- データベース サーバのデフォルトのフルテキスト言語設定が「あいまい」の場合、サーバの言語は言語分析でサポートされている言語のいずれにも一致しません。XML ドキュメントのテキストの言語が、デフォルトのフルテキスト言語オプションのトピックでリストされている言語のいずれにも該当しない場合、単語が空白および句読点で区切られていれば、あいまい設定を使用してある程度の成功率でドキュメントのインデックス作成と検索が可能なことがあります。使用している言語であいまい設定が機能しない場合は、サードパーティのフルテキスト インデックス作成ソリューションを使用できる可能性があります。サードパーティのソリューションをインストールして設定した後、XML ドキュメントのインデックス作成と検索が可能なように XML_IDX_FULLTEXT_LANGUAGE DBTUNE パラメータを正しく設定してください。
- XML ドキュメントのテキストの言語が、データベース サーバのデフォルトのフルテキスト言語設定に一致せず、ドキュメントの言語が言語分析でサポートされている場合は、適切な言語を使用して XML ドキュメントのテキストをインデックス化するように XML_IDX_FULLTEXT_LANGUAGE DBTUNE パラメータの値を変更する必要があります。
- XML 列に複数の言語で書かれた XML ドキュメントが含まれている場合は、「あいまい」設定を使用します。この設定を使用するとステミングは実行されません。
詳細については、SQL Server Books Online の適切なトピックをご参照ください。
- [サーバのプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
関連項目
3/6/2012