リモート Windows サーバからの ArcSDE サービスの作成

1 つのサーバにデータベース管理システム（DBMS）がインストールされており、別の Windows サーバに ArcSDE がインストールされている場合、ArcSDE ポスト インストール ウィザードを使用してサービスを作成することはできません。ArcSDE サービスを使用したい場合は、代わりに sdeservice コマンドを使用して ArcSDE サービスを作成する必要があります。

sdeservice コマンドを使用してサービスを作成する場合の構文は次のようになります。

sdeservice -o create -p <ArcSDE_admin_password> 
[-n] [-H <sde_directory>] [-i <service>] [-s <data_source>]
-d {ORACLE,SID | SQLSERVER,SQLSERVERINSTANCE | DB2,DB2INSTANCE
| INFORMIX | POSTGRESQL,PGINSTANCE}
[-u <service_user>] [-P <service_user_password>]

サービスを作成する場合、sdesetup コマンドには -d オプションと値を含める必要があります。ただし、Windows サービスはリモート サーバ上のサービスに依存することはできません。したがって、-n オプションを指定して依存関係を無効にする必要があります。

このコマンドは Windows サーバ上でのみ使用され、MS-DOS コマンド プロンプトで実行されます。sdeservice コマンドの詳細については、エンタープライズ レベルの ArcGIS Server の ArcSDE コンポーネントに付属している『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。

手順:

1. MS-DOS コマンド プロンプトで、sdeservice コマンドを create 操作を指定して入力します。

   sdeservice -o create -p sdepasswd -d POSTGRESQL,POSTGRES
   -n -i sdesvc

2. サービスで使用するデータベースを登録します。

   sdeservice -o register -r ADMIN_DATABASE -v ENTGDB
   -p sdepasswd -i sdesvc
   

作成したサービスを、sdemon コマンドを使用して起動します。