PostgreSQL のジオデータベースへのダイレクト コネクションとは

ジオデータベースへのダイレクト コネクションは、DBMS(データベース管理システム)の接続メソッド、およびクライアント アプリケーションのダイレクト コネクション ドライバを使用して行われる接続です。接続は、ArcSDE サービスを使用せずに、クライアントから DBMS に対して直接行われます。ダイレクト コネクションは、2 階層構成とも呼ばれます。

ジオデータベースへのダイレクト コネクションを使用すると、サーバ上で実行されていたプロセスの大半がクライアント コンピュータ上で実行されます。さらに、パスワード長など、ArcSDE サービス経由で接続するときに ArcSDE によって行われていた一部の制限が、DBMS によって行われるようになります。

ダイレクト コネクションを使用する状況としては、次のような例が挙げられます。

次のように、ダイレクト コネクションを使用しない状況もあります。

ArcSDE は、エラー メッセージを sdedc_<dbms>.log ファイルに書き込みます。SDEHOME 環境変数が設定されている場合、このファイルはその場所にある etc ディレクトリに書き込まれます。ArcGIS インストール ディレクトリに etc ディレクトリが存在する場合、このファイルはそこに書き込まれます。どちらでもない場合、ログ ファイルは temp ディレクトリに書き込まれます。

ArcSDE ジオデータベースが格納されている DBMS へのクライアント アプリケーションからのダイレクト コネクション

ArcSDE クライアント アプリケーションが直接 DBMS に接続するときには、以下の処理が順番に実行されます。

関連項目


3/6/2012