Windows を使用する場合の 1 つの PostgreSQL データベース クラスタへの複数のジオデータベースの設定
PostgreSQL データベース クラスタには複数のデータベースを設定できます。つまり、1 つの PostgreSQL データベース クラスタには、複数のジオデータベースを設定することができます(データベースにつき 1 つのジオデータベース)。
2 つ目のジオデータベースを作成する手順は、1 つ目と同じです。ただし、ArcSDE サービスを使用して接続する場合は、2 つ目のジオデータベース用に固有のサービスを作成する必要があります。
手順:
- dbtune.sde ファイル、giomgr.defs ファイル、または dbinit.sde ファイルで別の設定を使用することを予定している場合は、ポスト インストール ウィザードを実行する前にこれらの変更を行う必要があります。2 つ目のジオデータベースに別のジオデータベース格納情報を指定するには、giomgr.defs ファイルと dbtune.sde ファイルのコピーを作成し、これらに別の名前を付けます。たとえば、giomgr2.defs や dbtune2.sde などの名前を付けることができます。新たに作成したこれらのファイルの内容を変更します。ポスト インストール ウィザードの実行時には、これらのカスタム ファイルを指定してください。
- dbinit.sde ファイルに変数を設定して 2 つ目のジオデータベースに接続するには、dbinit.sde ファイルのコピーを作成し、それに新しい名前を付けます。この名前には、新しい ArcSDE サービスの名前を含める必要があります。たとえば、新しいサービス名が sdepgsql2 の場合は、dbinit ファイルに dbinit_sdepgsql2.sde という名前を付けます。新しい dbinit ファイルに適切な変数を追加します。ポスト インストール ウィザードの実行時に、新しい dbinit ファイルを指定します。
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ArcSDE for PostgreSQL のポスト インストール ウィザードを実行します。
このウィザードには、Windows の [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcSDE] → [ArcSDE for PostgreSQL Post Installation] の順にクリックしてアクセスします。
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クライアント接続に ArcSDE サービスを使用する場合は、ポスト インストール ウィザードの [完全] オプションを選択します。
接続に ArcSDE サービスを使用しない場合は、[カスタム] をクリックし、次のダイアログ ボックスで、ArcSDE サービスを作成するためのオプションをオフにします。
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ポスト インストール ウィザードを完了して新しいデータベース、表領域、およびジオデータベースを作成し、新たに作成したジオデータベースを ArcGIS Server Enterprise のライセンスで認証したら、この新しいジオデータベースに接続できるよう別のサービス(サービスを使用する場合)を作成します。
[ArcSDE service information] ダイアログ ボックスでは、必ず別のサービス名とポート番号、および正しいデータベース名を指定してください。ポスト インストール ウィザードにより services.sde ファイルと Windows サービス ファイルに新しいサービス情報が追加されます。
- データを所有することになるユーザのためのスキーマを新しいデータベースに作成します。
- スキーマに対する適切な権限をデータベースの他のユーザに付与します。
3/6/2012