ArcSDE ジオデータベースのラスタ格納タイプ
ラスタ列に使用されるデータ タイプは ArcSDE がサポートしている各 DBMS によって異なります。
各 DBMS で使用できるデータ タイプの一覧を次に示します。
DBMS |
ラスタ列のデータ タイプ |
---|---|
DB2 |
BLOB |
Informix |
Byte |
Oracle |
ST_Raster SDO_Georaster BLOB LONG RAW |
PostgreSQL |
ST_Raster Bytea |
SQL Server |
ST_Raster Varbinary(Max) Image メモ: ArcGIS 10 以降のリリースで作成されたラスタは Image データ タイプを使用しません。 |
使用したい格納タイプに設定されている RASTER_STORAGE パラメータを含むコンフィグレーション キーワードを指定することで、どのラスタ格納タイプを新しいラスタ カタログおよびデータセットに使用するかを制御します。
たとえば、SQL Server では、ArcSDE ジオデータベースの DEFAULTS キーワードの下のデフォルトの RASTER_STORAGE タイプは Varbinary(Max) に設定されています。Varbinary(Max) 格納を使用するラスタ カタログを作成またはインポートしたい場合、ラスタ カタログを作成またはインポートする際に DEFAULTS キーワードを指定します。ST_Raster 格納を使用するラスタ データセットを作成したい場合、DEFAULTS キーワードの下の RASTER_STORAGE パラメータの値を変更するか、カスタムの ST_RASTER コンフィグレーション キーワードを作成して、ラスタ データをインポートするときに指定します。
ST_Raster タイプを使用するには、ジオデータベースに ST_Raster タイプをインストールする必要があります。