データベースの統計情報
DBMS(Database Management System)は、データベースの統計情報に基づいて、送信されたクエリを実行するための最も効率的な方法を決定します。したがって、ArcSDE ジオデータベースで作成されたデータセットのパフォーマンスを最適化するには、データベースの統計情報を適切に更新して最新の状態に保つ必要があります。
フィーチャクラスがバージョン対応登録されると、ビジネス テーブルに追加されたレコードとビジネス テーブルから削除されたレコードを保持するために、ADD テーブルと DELETE テーブルが作成されます。バージョン登録の際にはすべての必須テーブルの統計情報が自動的に更新されます。その後、フィーチャクラスが変更されるたびに、テーブルとインデックスの情報分布が変更され、データベースの統計情報は古くなります。
データベースの統計情報を更新する必要があるのは、次の場合です。
- データセットの新規作成、トポロジ ルールの追加または削除、既存のオブジェクトに対する大量の新規データの読み込みといった、大きな操作を行った後。
- 既存のデータの編集によって古くなった統計情報を最新の状態に保つための、定期的な実行。ジオデータベースを頻繁に編集する場合は、例えば週に一度の割合で統計情報を更新すると、適切なパフォーマンスが維持されます。
フィーチャクラスの統計情報は、データの格納に使用するデータベースにかかわらず、ArcGIS Desktop から更新することができます。これは個別のデータセットの統計情報の更新に対して推奨される方法です。ArcGIS Desktop においてデータベースの統計情報を更新する方法については、「解析を使用したジオデータベースの統計情報の更新」または「統計情報の更新」をご参照ください。
sdetableコマンドの update_dbms_stats 操作を使用して、特定のテーブルとインデックスまたはすべてのインデックスの統計情報を更新することもできます。sdetable コマンドの詳細については、『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。
データベースの統計情報の更新は、入出力(I/O)の負荷が高い処理です。データベースの負荷が低い時間帯に統計情報を更新する計画を立ててください。