Linux または UNIX での sde OS ユーザの変数の設定
オペレーティング システムの sde ユーザの .login または .profile ファイルに環境変数を追加して、すべての ArcSDE 管理およびユーティリティ ソフトウェア プログラムを、絶対パスを指定せずに使用することができます。また、アプリケーション プログラムも、ArcSDE インストール ディレクトリ内の必要なプログラム ファイルを利用できるようになります。
設定する環境変数はいくつかあります。Bourne シェルの場合は、以下の変数定義の行を .profile ファイルに追加します。構文は次のとおりです。
<変数>=<変数の値>; export <変数>
C シェルの場合は、以下の変数定義を .cshrc ファイル(または SDEHOME/etc/dbinit.sde ファイル)に追加します。構文は次のとおりです。
setenv <変数> <変数の値>
ArcSDE サービスの起動時に、giomgr プロセスは $SDEHOME/etc/dbinit.sde ファイルの変数設定を優先して参照します。これらの変数設定は、.cshrc または .profile ファイルで設定されている変数に優先して適用されます。
このトピックで説明している ORACLE_HOME と ORACLE_SID 変数は、ローカル ホストにインストールされた Oracle データベースの場所を示します。ただし、TWO_TASK 変数を設定している場合、ORACLE_HOME と ORACLE_SID は使用されません。TWO_TASK 変数は、リモート コンピュータ上の Oracle データベースの位置を特定します。tnsnames.ora ファイルがデフォルトのディレクトリにない場合、TNS_ADMIN 変数を設定する必要があります。Oracle データベースがローカル ホストにある場合は、TWO_TASK 変数を設定する必要はありません。
TWO_TASK 変数を使用して、ローカル Oracle データベースの Net サービス名を指定できます。ただし、データベースへの接続時にオーバーヘッドが増えるため推奨されていません。ローカル接続の場合は、Oracle_SID を使用するようにしてください。
-
sde ユーザのシェルで、シェルに適した構文を使用して次の変数を設定します。
SDEHOME <location of ArcSDE installation>
ORACLE_HOME <location of Oracle>
ORACLE_SID <Oracle SID value>
TNS_ADMIN <location of the tnsnames.ora file>
PATH $PATH:$SDEHOME/bin:$ORACLE_HOME/bin
HP と IBM 以外のすべてのプラットフォーム
LD_LIBRARY_PATH $SDEHOME/lib:/usr/lib:/lib:$ORACLE_HOME/lib
HP のみ
SHLIB_PATH $SDEHOME/lib:/usr/lib:/lib:$ORACLE_HOME/lib
IBM のみ
LIBPATH $SDEHOME/lib:/usr/lib:/lib:$ORACLE_HOME/lib
ArcSDE と Oracle が別のサーバにある場合
TWO_TASK <value for TWO_TASK>