ArcSDE エクスポート ファイルを使用したジオデータベースの移動
ライセンス:
ArcGIS Server Enterprise ライセンスで作成されるジオデータベースのみに適用
sdeexport 管理コマンドを使用して、ArcGIS Server Enterprise でライセンスされる ArcSDE ジオデータベースの ArcSDE エクスポート ファイルを作成することができ、sdeimport 管理コマンドを使用して、ArcSDE エクスポート ファイルを別のサーバへ移動することができます。
ヒント:
sdeimport および sdeexport コマンドの詳細については、『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。
ArcSDE エクスポート ファイルはデータを圧縮された状態で転送するため、転送メディアなどの領域を節約できますが、ArcSDE エクスポート ファイルのデータはジオデータベースで認識されません。このため、それらを ArcGIS Desktop から使用できるようにするには、さらに作業が必要になります。
手順:
- コマンド プロンプトで sdeexport コマンドを使用して、データセットを転送メディアにエクスポートします。
- エクスポート ファイルをインポートするには、転送メディアのエクスポート ファイルを転送先のサーバ上のディスク ドライブにコピーします。
-
sdeimport コマンドを使用して、ローカル ディスク ドライブ上のエクスポート ファイルを転送先のジオデータベースへインポートします。
メモ:
sdeimport コマンドはジオデータベースに認識されないため、空間列がデータセットの一部であることを示すようにジオデータベースのメタデータを更新する機能はありません。
- ラスタ データセットをインポートする際には、ラスタ データセットのビジネス テーブルからフットプリント空間列を削除します。
- ラスタ カタログをインポートする場合、空間列は維持されます。インポートが完了したら、ArcGIS Desktop 内でラスタ カタログをジオデータベースに登録する必要があります。そのためには、カタログ ツリーのラスタ カタログを右クリックし、[ジオデータベースに登録] をクリックします。
- データをデータベースにインポートした後は、データベースの統計情報を更新します。この方法の詳細については、「統計情報の更新コマンドを使用したジオデータベースの統計情報の更新」をご参照ください。
3/6/2012