000439 : オーバーレイのスキーマが入力のスキーマと一致しません。

説明

[アップデート(Update)] ツールでは、入力とアップデートのデータセットのスキーマが一致する必要があります。この場合、関連しており一致する必要のあるスキーマ プロパティは次のとおりです。

  • フィールドは同じでなければなりません(名前とプロパティの両方)。
  • ジオメトリは同じタイプの必要があります(両方 POINT であるか、両方 LINE であるなど)。
  • どちらのデータセットにも M 値が存在するか、どちらにも M 値が存在しないようにする必要があります。
  • どちらのデータセットにも Z 値が存在するか、どちらにも Z 値が存在しないようにする必要があります。

解決策

入力をコピーして、コピーした方のバージョンをスキーマが一致するように変更し、入力のコピーした方のバージョンに [アップデート] を実行します。スキーマの一致したフィーチャクラスを簡単に作成するための手順を次に示します。この例には、fc1 と fc2 という名前の 2 つのフィーチャクラスが存在します。

  1. どちらかのフィーチャクラスに「必要な」スキーマがあるとします。そちらを選択します(ここでは fc1 とします)。
  2. 次のようにパラメータを設定して、[フィーチャクラス作成(Create Feature Class)] ツールを実行します。
    • 可能であれば、出力場所は fc1 と同じ場所にします。そうでない場合、fc1 がジオデータベース内にあればファイル ジオデータベースに配置し、fc1 がシェープファイルであればフォルダに配置します。
    • 名前は、fc2_matching_schemaStep のように設定します。
    • [テンプレートとするフィーチャクラス] パラメータには、fc1 を使用します。
    • [座標系] には、fc1 から空間参照をインポートします。
  3. 入力に fc2、ターゲットに fc2_matching_schema を指定して、[アペンド(Append)] ツールを実行します。

    fc2_matching_schema を評価して、すべてのデータ(フィーチャ ジオメトリとフィーチャ属性)がそこに存在することを確認します。存在している場合は、fc1 および fc2_matching_schema を使用して [アップデート] を実行します。


7/10/2012