開発者用 ArcGIS
開発者用 ArcGIS アーキテクチャは、単純なサービス モデルを介して接続されている一連のクライアントおよびサーバと見なすことができます。ArcGIS クライアントは GIS サービスに接続して利用します。GIS サービスは、GIS サーバによって公開されます。
ArcGIS での開発者サポートの根幹をなしているのは、次の図のクライアント/サーバ パラダイムです。
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ArcGIS には、Web からモバイル、そして完全なワークステーション デスクトップまで、さまざまなプラットフォームに対応するように設計された高度なクライアント群（サービス クライアント）が含まれています。ArcGIS の付属内容としては、それ以外に、GIS サービスを公開する一連のサーバも挙げられます。そのようなサーバは、クラウド内のホスト サービスとして、エンタープライズ サーバとして、またはローカル GIS ランタイムとして実行されるように設計されています。Desktop GIS は、ローカル ネットワーク上の GIS ファイルにアクセスし処理するのにも使用できます。
ArcGIS クライアント
ArcGIS 使用可能なクライアントが多数付属していて、使用するクライアントに応じた開発 API がサポート対象となります。
ArcGIS Desktop
最も重要な点は、ArcGIS Desktop は細密地理情報の作成および処理に使用され、その後で ArcGIS システム全体にわたって共有、配備されることです。ArcGIS Desktop は、マップ、ジオグラフィック データ、および解析モデルの構築や、GIS プロジェクト作業の実行に使用されます。また、GIS データの収集に使用される主要ワークステーションでもあります。
ArcGIS Desktop は、Web 上のその他の ArcGIS システムおよび GIS サービスを利用するマップ パッケージおよびレイヤ パッケージの作成や公開に使用されます。
ArcGIS Desktop は、ArcObjects API（.NET、Java、または C++ 用）によるカスタマイズおよび拡張が可能です。ArcObjects は、アドインおよびエクステンションを Desktop に書き込むために使用されるソフトウェア コンポーネントの包括的なセットです。
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ArcGIS Desktop 用アドインの作成の詳細については、「.NET の使用」または「Java の使用」をご参照ください。
ArcGIS Engine
ArcGIS Engine を ArcGIS Desktop とは別個に使用して、.NET、Java および C++ 用 API を介してカスタム アプリケーションを作成することも、ArcGIS を他のデスクトップ アプリケーションに埋め込むこともできます。
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ArcGIS Engine は ArcGIS Desktop と同様に、ArcObjects コンポーネント ライブラリをベースに構築されます。詳細については、ArcGIS Engine リソース センターをご参照ください。
Web アプリケーション
ArcGIS Online では、一連の Web API（JavaScript、Flex、および Silverlight 用）にアクセスし操作して、ArcGIS で使用できるカスタム Web アプリケーションを構築することができます。
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これらの Web アプリケーションは、ArcGIS サーバ ノード、ArcGIS Online、および公開された Web 上のコンシューマ マッピング サーバからマップ サービス、その他の地理情報サービスに接続し、利用します。
JavaScript、Flex、および Silverlight に対応した Web クライアント オプションがいくつか提供されています。
もう 1 つのオプションは、ArcGIS Explorer Online を使用することです。ArcGIS Explorer Online は、Web マップの処理、プレゼンテーション マップの作成と共有、およびマップに関するスライド ショーに便利です。マップベースのスライド ショーは、プレゼンテーションの成否を左右するメカニズムであり、重要なメッセージの伝達に使用されます。
ArcGIS for SharePoint
SharePoint の Web サイトでは、ArcGIS サービスを ArcGIS の Web パーツとして利用することもできます。これにより、ArcGIS Web マップを埋め込んで、SharePoint アプリケーション内で使用することができます。Web マップは、マップ サービスおよびその他の GIS サービスにアクセスし、利用できます。
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詳細については、「ArcGIS for SharePoint の使用」をご参照ください。
モバイル GIS アプリケーション
ArcGIS では、Windows Mobile フォン、タブレット PC、Apple iPhone など、さまざまなモバイル クライアントがサポートされています。詳細については、モバイル GIS リソース センターをご参照ください。
ArcGIS サービス
ArcGIS Server は、サーバベースのアーキテクチャの ArcGIS 機能を配備します。GIS マップ、データ、およびジオプロセシング モデルは Web サービスとして配備でき、GIS 専門家およびその他のユーザが使えるほぼあらゆるクライアントからアクセスできます。組織内のオンサイトと Web 上のクラウド サーバの両方で、コンピュータのバンクを使用して、GIS サービスを配備し拡張できます。
ユーザは ArcGIS Desktop を使用して重要な GIS マップおよび情報を作成し、ArcGIS Server を使用して Web サービスとして公開します。このようにして、ArcGIS Server は情報に広範にアクセスでき、任意の構成または状況に合わせて GIS をスケーリングできます。
サポートされている Web サービス API の代表的なものは、SOAP、REST、OGC プロトコルです。OGC としては、たとえば WMS、WFS、WCS があります。詳細については、「ArcGIS サービス」をご参照ください。
ArcGIS 開発者用リソース
ArcGIS リソース センターには一連の ArcGIS 開発者用 Web ページが用意されています。
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このリソース センターは、すべての開発者が ArcGIS の任意のパーツの操作に関連するリソースを検索できるよう制作されたガイドです。その他、開発作業に役立つヘルプ トピック、ブログ、フォーラム、ビデオ、便利なコード サンプルも検索できます。
また、強固な開発者コミュニティも用意されています。その開発者コミュニティに接続し、便利なアプリケーション コードおよびカスタム アプリケーションをダウンロードして共有することができます。