パフォーマンスが向上するマップ テキストとラベルの最適化

マップでテキストをシンボル表示するときは、パフォーマンスを改善できる選択肢がいくつかあります。たとえば、テキスト シンボルの外観や、使用するテキストのタイプなどです。

一般に、ラベルの代わりにアノテーションを使用すると、パフォーマンスが向上します。ラベルを使用すると配置を決定する必要があるため、アノテーションのほうが速くなる可能性があります。

マップにアノテーションとラベルの両方が存在する場合、アノテーションがラベル配置の妨げになる可能性があることに注意してください。その場合は、マップ上のアノテーション グループに対し、フィーチャ ウェイトを「なし」に設定します。ただし、すべてのウェイトを「なし」に設定することはしないでください。良好なラベリング結果を得るには、通常はウェイトが必要です。

マップでテキストを使用するときにパフォーマンスを維持するためのガイドラインを次に示します。

テキスト シンボル

他のタイプのシンボルと同様に、ArcMap で必要な処理の決定が少ないほど、マップの描画は速くなります。テキスト シンボルの描画パフォーマンスを低下させないためのガイドラインを次に示します。

ラベル

ラベルの描画パフォーマンスを低下させないためのガイドラインを次に示します。

マップにマップ アノテーション グループとラベルの両方が存在する場合、アノテーションがラベル配置の妨げになる可能性があることに注意してください。その場合は、マップ上のアノテーション グループに対し、フィーチャ ウェイトを「なし」に設定します。ただし、すべてのウェイトを「なし」に設定することはしないでください。良好なラベリング結果を得るには、通常はウェイトが必要です。

Maplex for ArcGIS エクステンションで提供されている Maplex ラベル エンジンには、標準ラベル エンジンより多くのラベル配置オプションがあります。高度な配置の決定は、パフォーマンスに影響する場合があります。したがって、Maplex ラベルをアノテーションに変換することを検討します。より高速の動的なラベルには、標準ラベル エンジンを使用します。ラベル エンジンは、[データ フレーム プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブで選択できます。

アノテーション

ArcMap を使用して作成したアノテーションは、マップ ドキュメント アノテーションとしてアノテーション グループに保存するか、またはジオデータベース アノテーションとしてジオデータベース アノテーション フィーチャクラスに保存できます。これらの形式の概要およびそれぞれのパフォーマンスに関する考慮事項については、「アノテーション グループとジオデータベース アノテーションの比較」をご参照ください。


7/10/2012