検索ツールの使用
[検索] ツールを使用すると、住所や地名を使用した場所の検索、特定の属性値に一致するフィーチャの検索、リニア リファレンスを使用した位置の検索を実行することができます。たとえば、世界地図でアフガニスタンを探す場合、[検索] ツールに「アフガニスタン」または「アフガ」とだけ入力すると、マップ内のレイヤの中から、属性のいずれかにこの検索文字列が含まれているフィーチャのリストが表示されます。
[ツール] ツールバーの [検索] ツール をクリックします。[検索] ダイアログ ボックスが表示されます。
[検索] ツールを使用して、一致したアイテムのリストを生成することができます。検索結果が表示されたら、各フィーチャにナビゲートすることができます。結果リストのエントリをクリックすると、マップ上でその場所が点滅します(その場所がマップ範囲内にある場合)。エントリをダブルクリックすると、その場所に画面移動します(その場所をマップの中央に配置します)。エントリを右クリックすると、検索結果に適用できるさまざまな操作のショートカット メニューにアクセスして、グラフィック マーカーや吹出しラベルの追加、空間ブックマークの作成、お気に入りの場所リストへの追加などを行うことができます。
リストから複数のエントリを選択した場合は、すべてのショートカット メニュー コマンドが選択アイテムに適用されます。
[ジオコーディング] ツールバーの使用 - 住所と地名の検索には、[ジオコーディング] ツールバーを使用することもできます。
フィーチャの検索
属性値を使用して、指定した値に一致する属性を持つフィーチャを検索することができます。
手順
- [検索] ツールをクリックして [検索] ダイアログ ボックスを開き、[フィーチャ] タブをクリックします。
- 検索する値を入力します。テキスト検索では、検索に文字列の一部を指定することができます。たとえば、「Dall」と指定すると、「Dallas」、「Kendall」、「Dallam」などの一致が検索されます。
- 検索で使用するレイヤを特定し、すべてのフィールドを使用するか、または特定のフィールドを使用するかを指定します。
- 必要に応じて、[あいまい検索(類似文字列や部分一致も検索)] チェックボックスをオンにします。
このチェックボックスをオンにすると、[検索] 操作の機能では EQUALS 演算子ではなく LIKE 演算子が使用されます。この検索方法は、正確なスペルがわからない場合や、検索テキスト文字列として長い文字列や完全な文字列を入力したくないときに便利です。このオプションは、テキストまたは文字列として定義されたフィールドのみで有効です。
- 必要に応じて、検索対象のフィールドを指定します。
- [検索] ボタンをクリックして検索し、結果を操作します。
場所の検索
[検索] ツールを使用して住所や地名で場所を検索することができます。
ArcGIS Online のデフォルト ロケータ サービスまたは Web 上の別のロケータ サービスを使用している場合は、[検索] ツールを使用する際にインターネット接続が必要です。
手順
- [検索] ツールをクリックして [検索] ダイアログ ボックスを開き、[ロケーション] タブをクリックします。
- 使用するロケータを指定します。デフォルトでは、ArcGIS Online のロケータが使用されます。ただし、ロケータに信頼できる最新情報が確実に組み込まれるようするため、組織が特定の対象エリアに独自のロケータを作成して使用することもよくあります。
- 検索する地名または住所を入力します。
- [検索] ボタンをクリックして検索し、結果を操作します。
リニア リファレンス
[検索] ツールを使用して、ライン フィーチャに沿ったリニア リファレンスでイベントと観測を特定することができます。リニア リファレンスとは、ライン フィーチャに目盛を付け、それを基準とする相対的な位置によって地理的な場所を格納する方法です。
[検索] ツールを使用すると、これらのネットワークに沿ってメジャー値で表される場所を検索することができます。たとえば、次のようなシナリオを検索することができます。
- ルート沿いで、メジャー値 12 のポイントの検索
- ルート沿いで、メジャー マーカー 10 から東方向へ 4 単位の位置の特定
- メジャー 18 を始点とし、メジャー 26 を終点とする観測
- メジャー 28 を始点とし、ここから 12 単位分の長さのライン
リニア リファレンスの検索を使用する手順については、「ルート ロケーションの検索」をご参照ください。