ArcGIS 10 の新機能 - レポート
レポート メニュー
[レポート] メニューには、メイン メニュー バーの [表示] メニューからアクセスします。
ArcGIS 10 から、Crystal Reports Wizard が ArcMap に付属しなくなりました。
レポート ウィザード
レポート ウィザードは、レポート作成プロセスをステップごとに案内します。ウィザード内では、フィールド、グループ、ソート、向き、スタイルの選択など、レポートの主なプロパティを設定できます。レポート ウィザードを起動するには、[レポート] → [レポートの作成] をクリックします。
レポート ウィザードのグラフィックスとユーザ インタフェースが新しくなり、ArcGIS でのレポート作成が容易になりました。ArcGIS 10 では、表示されるリストからレポートのレイアウトやスタイルを選択できます。フィールドを操作する際、並べ替え可能なフィールド数に制限はありません。
レポート ビューア
レポート ビューアを使用すると、レポートをプレビューできます。ビューアによってレポート全体が生成され、ビューアに備わっているボタンとレポートのコンテンツ ビューによって、レポートをページごとに簡単にナビゲートして確認できます。また、レポート ビューアからレポートを保存およびエクスポートでき、マップのレイアウトにレポートを追加することもできます。
ArcGIS の新しいレポート ビューアには、レポート内を検索したり、レポート ページ間を移動したりするための便利なコマンドが多数用意されています。レポートにアノテーションやグラフィックスを描画して、重要部分を強調することができます。PDF、HTM、RTF、TIFF、XLS、TXT など、レポートをエクスポートできる形式もこれまでより多くなりました。
レポート デザイナ
レポート デザイナを使用すると、既存のレポートのプロパティを変更できます。デザイナでは、スタイルやプリンタ設定のようなレポートのプロパティを変更でき、さらに脚注のフォントの色とサイズなど、個々の設計エレメントのプロパティも変更できます。
レポート デザイナは、レポートのさまざまな要素を変更およびカスタマイズできる新しいユーザ インタフェースです。メイン ツールバーからスタイル マネージャを開き、カスタム スタイルを作成することができます。レポート デザイナでレポート レイアウト ファイルを保存し、その後、それらのファイルを使用してレポートを再実行したり、既存のレポートを新しいレポートのテンプレートとして使用したりできます。