テレイン ピラミッド レベルの定義(Terrain Pyramid Level Definition)(3D Analyst)の仕組み
[テレイン ピラミッド レベルの追加(Add Terrain Pyramid Level)] ツールでは、既存のテレイン データセットに新しいピラミッド レベル(1 つまたは複数)を追加します。
[ピラミッド レベル定義] ウィンドウでは、テレイン データセットに追加する 1 つ以上のピラミッド レベルの Z 許容値またはウィンドウ サイズ、および基準縮尺を定義します。
Z 許容値またはウィンドウ サイズは浮動小数点値として指定することができます。基準縮尺は整数で指定する必要があります(たとえば、値 24,000 は 1:24,000 の縮尺を表します)。
値はスペースで区切られたペアで指定され、1 つのペアが各ピラミッド レベルを表します。ピラミッド レベルが 2.5 で縮尺閾値が 1:10,000 の場合、定義ウィンドウには「2.5 10,000」と入力します。 2.5 10,000.
次の表の例は、Z 許容値ピラミッド タイプに対するテレイン ピラミッド レベルの設定方法を示しています。
ピラミッド レベル |
Z 許容値 |
基準縮尺 |
定義ウィンドウのエントリ |
---|---|---|---|
1 |
0 |
1:1000 |
0 1000 |
2 |
1 |
1:5000 |
1 5000 |
3 |
2.5 |
1:10000 |
2.5 10000 |
4 |
5.0 |
1:25000 |
5 25000 |
5 |
10.0 |
1:50000 |
10 50000 |
上記の設定では、最大解像度のデータは最大縮尺 1:1,000 のマップ表示で使用されます。1:1,000 と 1:5,000 の間の表示縮尺では、最大解像度のデータに対して高さ方向の許容値の近似値が 1.0 になるデータのみが使用されます。1:5,000 と 1:10,000 の間では、最高解像度データを基準とした、高さ方向の許容近似値を 2.5 にするために必要なデータのみが使用されます。1:10,000 と 1:25,000 の間では、許容値 5 が使用されます。これより縮尺が小さい場合、テレイン データの表示には許容値 10 が使用されます。