ライン フィーチャの分割方法

ラインの分割について

3D(ArcScene および ArcGlobe)でも、2D(ArcMap)でも簡単にライン フィーチャを分割できます。ラインを分割すると、既存のライン フィーチャが複数のライン フィーチャに分解されます。ラインはさまざまな方法で分割できますが、すべての方法を 3D と 2D の両方で使えるわけではありません。以下に示すのは、3D 編集時にラインを分割する方法です。

ラインの手動分割(スプリット ツール)

1 つのラインを手動で 2 つに分割するには、[スプリット] ツール スプリット ツール を使用します。ラインはポインタでクリックした位置で分割されます。たとえば、新しい道路の交差点を作成する際には、スプリット ツールを使用して、道路のセンターラインを 2 つのフィーチャに分割することができます。

分割操作により、既存のフィーチャの形状が更新され、フィーチャクラスのデフォルトの属性値を使用して新しいフィーチャが作成されます。

手順:
  1. [3D エディタ] ツールバーの配置編集ツール 配置編集ツール をクリックして、フィーチャをクリックします。
  2. [3D エディタ] ツールバーの [スプリット] ツール スプリット ツール をクリックします。
  3. ポインタをライン上で移動します。

    ポインタをライン上で移動すると、ラインが分割される位置にマーカーが表示されます。スナップを使用すると、頂点やライン上のポイントの場所など、正確な位置でラインを分割できます。

  4. クリックしてラインを分割します。

    ラインが 2 つのフィーチャに分割されます。分割操作により既存のフィーチャの形状が更新され、フィーチャクラスのデフォルトの属性値を使用して新しいフィーチャが作成されます。

指定した距離またはパーセンテージでのラインの分割([スプリット] コマンド)

[3D エディタ] メニューの [スプリット] コマンドは、選択したライン フィーチャを 2 つのフィーチャに分割します。ラインは、指定の距離値、全長のパーセンテージ、または m 値に基づいて、ラインの始点または終点から分割することができます。分割操作により、既存のフィーチャの形状が更新され、フィーチャクラスのデフォルトの属性値を使用して新しいフィーチャが作成されます。

[スプリット] ダイアログ ボックスでは、ユーザがフィーチャを正確に分割できるように、元のフィーチャの長さを現在のマップ単位で表示します。[スプリット] ダイアログ ボックス

次に、[スプリット] コマンドの使用例を示します。

手順:
  1. [3D エディタ] ツールバーの配置編集ツール 配置編集ツール をクリックして、フィーチャをクリックします。
  2. [3D エディタ] メニューをクリックし、[スプリット] をクリックします。

    [スプリット] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 使用する分割方法を選択します。以下の操作が可能です。
    • 特定の距離でフィーチャを分割する。
    • 距離全体に対する特定のパーセンテージで分割する。
    • 計測値(m 値)を使用してラインを分割する。
  4. 分割方法に応じて距離、パーセンテージ、または M 値を入力します。
  5. [OK] をクリックします。
  6. ラインが 2 つのフィーチャに分割されます。分割操作により既存のフィーチャの形状が更新され、フィーチャクラスのデフォルトの属性値を使用して新しいフィーチャが作成されます。

頂点またはライン上のポイントでの分割

頂点またはライン上のポイントでラインを分割するには、ジオプロセシング ツールを使用できます。[フィーチャの頂点でラインを分割(Split Line At Vertices)] ツールはラインの頂点でラインを分割し、その結果、元のラインの各線分が新規フィーチャになります。[ポイントでラインを分割(Split Line at Point)] ツールは、ライン上またはラインの許容値の範囲内にあるポイント フィーチャの位置で入力ラインを分割します。

ヒントヒント:
  • ジオデータベース フィーチャを操作するときは、分割時のオブジェクトの属性の振舞いを制御するスプリット ポリシーを設定できます。

7/10/2012