可視解析について

地形サーフェスの形状は、特定の位置に立っている人が見ることができるサーフェスのエリアに大きな影響を与えます。ある場所から見える内容は、不動産価格、通信用タワーの位置、軍隊の配置などを決定するときに重要になります。3D Analyst によって、特定の見通し線による 2 点間の見通しや、可視領域によるサーフェス全体の見通しを解析することができます。

見通し線とは

見通し線は 2 点間のラインで、ラインに沿った観測点からの可視域と不可視域を示します。見通し線を作成すると、特定の地点がもう 1 つの地点から見えるかを確認できます。地形が目標点を不可視にしている場合、障害物の位置と、他に何が可視で何が不可視なのかということを見通し線に沿って確認できます。可視線は緑、不可視線は赤で示されます。線の始点にある黒の点は、観測点を示します。青の点は、観測点から目標点までの視界が妨げられるポイントです。線の終点にある赤の点は、目標点を示します。

見通し線の例

見通し線を対話的に作成するには、観測点と目標点のオフセットをサーフェス上に設定し、観測点と目標点をクリックします。見通し線を表すグラフィック ラインがそれらの間に表示されます。上記のシーン内では、見通し線は、サーフェスに沿った緑と赤の 3D ライン グラフィックスとして示されています。見通し線は ArcScene では作成できませんが、ArcMap で作成してコピーし、シーンに貼り付けることができます。


7/10/2012