3D でのフィーチャの選択

ArcGlobe でのフィーチャの選択はさまざまな方法で実行できます。フィーチャを選択することにより、グローブ上のフィーチャのサブセットを識別し、簡単に見つけ出すことができます。フィーチャの選択の適用は、検索、ジオプロセシング解析、データの編集、属性の表示などでフィーチャを指定する際の便利な方法です。

ArcGlobe でのフィーチャの選択について

3D ビューでフィーチャを選択するには、いくつかの方法があります。フィーチャを選択するもっとも一般的な方法は、ビュー内のフィーチャを [フィーチャ選択] ツールを使用してクリックする方法です。フィーチャを選択するとハイライト表示されます。

フィーチャを選択するための他の主要ツールは編集時のみ適用できます。[3D エディタ] ツールバーの配置編集 ツールと頂点の編集 ツール、および編集タスクでフィーチャを選択する機能は、編集セッションでのみ利用できます。

また、属性テーブルまたはグラフ ウィンドウのレコードをマウス ポインタで選択することにより、3D ビュー内のフィーチャを選択することもできます。画面、テーブル、グラフでフィーチャを選択すると、それぞれのビューに直ちに反映されます。

フィーチャの選択は、フィーチャの属性または他のフィーチャを基準とするフィーチャの位置に基づいて行うこともできます。たとえば、傾斜角をクラス分類したポリゴンから急傾斜を選択し、これらのポリゴン内に含まれるすべての建物を選択できます。これらのツールは [選択] メニュー ドロップダウンで提供されます。

対話的なフィーチャの選択は、3D 編集やジオプロセシング タスク用の入力の定義など、多くのタスクで役立つ必要不可欠な操作です。

選択可能レイヤの設定

選択方法を使用する前に、どのレイヤが選択可能であるかを指定すると効果的なことがあります。レイヤを選択するのは、選択したいフィーチャが他のレイヤのフィーチャと重なっていたり、またはその近くにある場合です。選択可能なレイヤを設定するには、[選択可能レイヤの設定] ダイアログ ボックスでオンになっているレイヤの中から指定できます。このダイアログ ボックスを開くには、[選択] → [選択可能レイヤの設定] の順にクリックします。選択を不可能にするレイヤをオフにします。名前がオフになっているレイヤは、3D ビュー内に表示されますが、選択することはできません。

選択可能レイヤを設定すると効果的な例には、都市レイヤ内の都市の多くが河川沿いにある場合が挙げられます。都市レイヤ内のフィーチャだけを選択することを指定すれば、河川が選択されるのを避けることができます。[選択可能レイヤの設定] ダイアログ ボックスで、都市がオンになっていることを確認し、河川のレイヤをオフにします。