ArcGlobe でのアノテーション フィーチャの表示
デフォルトでは、アノテーション フィーチャクラスは、グローブのサーフェス上にドレープした状態で ArcGlobe に追加されます。ドレープする際に、段落エレメント、見出しライン、ハローなど、アノテーション フィーチャクラスのフィーチャとグラフィック エレメントがすべて描画されます。
また、アノテーション フィーチャは、ArcGlobe にフローティング 3D テキストとしても表示できます。これにより、アノテーションは常にビューア正面にビルボード表示されます。この方法でアノテーションを表示すると、見出しラインや段落エレメントなどの特定の効果が表示されなくなります。
ビルボード表示されたテキストとしてアノテーション レイヤを表示する場合は、必要に応じて、重なり合うテキストを削除できます。この設定を行うと、グローブ上でベクタ アノテーション テキストを明確に表示できます。このテキスト競合検出機能を使用するときは、レイヤの順序が重要になります。コンテンツ ウィンドウの最上位にあるアノテーション レイヤの表示テキストが最初にレンダリングされ、それ以降にアノテーション レイヤがレンダリングされるときは、同じ画面空間にテキストを表示することができなくなります。このレンダリングの優先度は、最初にドレープ レイヤに割り当てられ、次にフローティング レイヤに割り当てられます。次のコンテンツ ウィンドウの例は、ArcGlobe でビルボード表示された複数のアノテーション フィーチャ レイヤの優先順位を示しており、レイヤ 1 が最も高い優先度になっています。
ArcGlobe で同じレイヤ内のアノテーション フィーチャの表示に優先度を設定するためのルールはこれ以外にはなく、レイヤ レベルの競合検出が、ビルボード表示されるアノテーションのレンダリングためのただ 1 つのメカニズムです。
ArcGlobe でラベルを表示するには、コンテンツ ウィンドウ内のレイヤを右クリックして、[プロパティ] をクリックし、[ラベル] タブの [このレイヤのラベルを表示] をオンにします。適切な情報とシンボルを表示するように、レイヤのプロパティを調節します。
- ラベルの表示設定、シンボル、および表示文字列を変更すると、レイヤのディスク キャッシュが無効になります。
ビルボード表示されたテキストとしてアノテーション フィーチャ レイヤを表示するには、次の手順を実行します。
- コンテンツ ウィンドウで、アノテーション フィーチャ レイヤを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- [グローブの表示] タブをクリックします。
- [フィーチャ レイヤをラスタ化] をオフにします。
- [OK] をクリックします。
- アノテーション フィーチャをグローブのサーフェス上にドレープした状態に戻すには、[フィーチャ レイヤをラスタ化] をオンにします。
- フィーチャのラベルをアノテーション フィーチャクラスに変換するには、右クリックしてショートカット メニューを表示します。次に、上記の手順を使用して、ドレープされたアノテーション フィーチャを 3D テキストとして表示します。
- アノテーション フィーチャクラスの対話的編集は、ArcGlobe での 3D 編集環境の一部としてサポートされていません。