ArcReader のメッセージ

ArcReader でマップを開くと、マップの作成者によって ArcReader の機能が無効にされている、またはデータにアクセスできない、といったメッセージが表示されることがあります。

マップの公開者は、ArcReader でのマップの表示方法、およびマップで利用できる機能を決定します。マップのパブリッシュ時に特別な設定がされたかどうか知りたいときは、[ファイル] メニュー → [マップ プロパティ] の順にクリックして、[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスを表示してください。

ArcReader では、オプション設定で、使用できない機能に関するメッセージをその後、表示しないようにすることができます。このチェックボックスをオンにした後で、メッセージを表示したい場合は、[オプション] ダイアログ ボックスを使用して、メッセージを表示させるようにすることができます。これを行うには、[ツール] メニュー → [オプション] → [一般] タブの順にクリックしてから、ダイアログ ボックスの [マップを開く時の設定] セクションにある 2 つのチェックボックスをオンにします。

一般タブ

使用できない機能は、[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブに一覧表示されます。マップの公開者は、[一般] タブの [コメント] セクションに、どのツールとコマンドを無効化したかということに関する情報を記入することができます。

[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブ

データ タブ

[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスの [データ] タブには、アクセスできないレイヤが一覧表示されます。リンクの切れているレイヤの名前を確認するには、このタブを参照します。リンクの切れているレイヤが一覧表示されるのは、データに不具合が発生したか、または ArcReader がデータに接続不能の状態になっている場合です。マップにリンクの切れているデータがある場合は、[データ] タブの [データのアクセスについて] ボタンをクリックすると、切れたレイヤについての詳細とそのレイヤの修正方法に関する情報が表示されます。

注意注意:

UNIX では ArcSDE ジオデータベースはサポートされていますが、ファイル ジオデータベースはサポートされていません。

[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスの [データ] タブ

メッセージ

リンクの切れたデータ

コンテンツ ウィンドウのレイヤ名の隣に赤い感嘆符があれば、そのレイヤのデータ ソースへのリンクは切れています。マップはそのデータに接続することはできません。

マップを開くとインタフェースが変わる理由は?

マップごとに固有のインタフェースを定義することができます。マップの公開者は、マップの表示方法、およびマップで利用できる ArcReader の機能を決定します。[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスを使用すると、マップのパブリッシュ時に特別な設定が行われたかどうかが分かります。

パブリッシュされたマップに 2D コンテンツがあるか、3D コンテンツがあるかで、インタフェースも変わります。[レイアウト] ビュー、[レイアウト] ツールバー、および [拡大鏡] ウィンドウは、2D マップでしか利用できません。[グローブ] ツールバーは、3D マップでしか利用できません。

一度に 1 つのマップを操作

ArcReader セッションでは、一度に 1 つのマップしか操作できません。ArcReader は、新たなマップを開く前に、開かれているマップを閉じます。複数のマップを操作したいときは、マップごとに、新たな ArcReader セッションを開いてください。

タイトル バーのマップ名の隣にあるアスタリスクの意味

アスタリスク(*)は、マップが再びパブリッシュされたことを示す印です。[ファイル] メニュー → [再読み込み] の順にクリックしてマップの再読み込みを行うと、最新バージョンのマップが表示されます。


7/10/2012