個々の値による再分類
再分類ツールは、ラスタ内の値を変更します。個々の値で再分類するツールは、1 対 1 の対応によりある値を別の値に変更します。たとえば、シカの生息地解析の実行中に、土地利用の種類をシカにとって意味のあるものにするために、土地利用ラスタで異なる土地利用の種類を表す値を所望の範囲(1 ~ 10 など)に変更する必要があります。シカが最も好む土地の種類を高い値、シカが好まない土地の種類を低い値に再分類します。たとえば、森林の土地利用を 10、人口密度の低い住宅地の土地利用を 5、工業地域を 1 に再分類します。
次の例は、入力ベース ラスタの元の値を 1 つずつ、新しい再分類値に割り当てます。出力値の範囲は 0 ~ 20 です。
個々の値の再分類は通常、入力値がカテゴリ(土地利用など)の場合、またはわずかな個数の値のみを変更する場合に行います。
個々の値は、[再分類(Reclassify)] ツールを使用して、簡単に再分類できます。このツールのダイアログ ボックスでは、元データを手動で分類することもできます。
関連項目
7/10/2012