NoData 値 セルの値を変更する方法
[Is Null] ツールを [Con] ツールと共に使用することで、ラスタの NoData 値を、NoData値以外の値を持つセルのセル値を保持したままを、任意の値に変更することができます。
たとえば、NoData のエリアに特定の値(100 など)が割り当てられているラスタを作成し、他の(NoData 以外の)セルの値をそのまま維持する手順は、次のようになります。
- [IsNul] ツールで NoData の位置を特定します。
入力ラスタ: InRas1
出力ラスタ: OutNullRas
- この結果に [Con] ツールを使用して、元の NoData エリアに値を設定します。
入力条件付きラスタ: OutNullRas
式: "Value = 1"
条件式が TRUE のときの入力ラスタ、または定数値:100
条件式が FALSE のときの入力ラスタ、または定数値:InRas1
出力ラスタ: NullTo100_Ras
最初のステップで、[IsNull] は NoData エリアに値 1 を与え、NoData 以外のエリアに値 0 を与えます。2 番目のステップで、入力条件付きラスタが True(値 1)のセルは、出力値が 100 になります。入力条件付きラスタが False(値 0)のセルについては、その位置の元のラスタの値が出力値になります。
関連項目
7/10/2012