指定条件を満たす入力リストの発生回数の検出
セルの値が入力値に関する指定条件を満たす回数を割り当てるローカル ツールとして、[等しい値の頻度(Equal To Frequency)]、[より大きい値の頻度(Greater Than Frequency)]、および [より小さい値の頻度(Less Than Frequency)] の 3 つがあります。これらのツールは、各セルについて、ラスタのリストから取得した入力値が、指定した値と等しい、それより大きい、またはそれより小さい回数を求めます。
ヒント:
指定した値を単一の数値にするには、[定数ラスタの作成(Create Constant Raster)] ツールを使用して、その値の定数ラスタを作成します。
例
たとえば、特定のセル位置について、Value ラスタ値 2 と次の値がある場合を考えます。
ValRas |
InRas1 |
InRas2 |
InRas3 |
InRas4 |
InRas5 |
InRas6 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 |
3 |
6 |
1 |
2 |
0 |
5 |
入力セル値をソートしたリストは、0、1、2、3、5、6 になります。
これらのツールの出力は次のとおりになります。
- 等しい値の頻度(Equal To Frequency) - Value ラスタ値に等しい入力値はリスト内に 1 つしかないため、出力セル値は 1 になります。
- より大きい値の頻度(Greater Than Frequency) - 3 つの入力値が比較値の 2 よりも大きいため、出力セル値は 3 になります。
- より小さい値の頻度(Less Than Frequency) - 2 つの値が比較値よりも小さいため、出力セル値は 2 になります。
関連項目
7/10/2012