複数のラスタの結合
[コンバイン(Combine)] ツールは、複数の入力ラスタを対象に、出力ラスタの入力値の一意の結合ごとに新しい値を割り当てます。各入力の元のセル値は、出力ラスタの属性テーブルに記録されます。追加項目が、入力ラスタにつき 1 つ、出力ラスタの属性テーブルに追加されます。
入力ラスタの名前が、それぞれのフィールド名に使用されます。これらの個々のフィールドが、出力値を生成した入力ラスタから、入力値のによる一意の組み合わせを構成します。これらの項目は、出力ラスタの値の生成に使用された親子関係を保持します。
例
たとえば、InRas1 と InRas2 の 2 つの入力ラスタがあるとします。InRas1 には 0 ~ 10 の値、InRas2 には 0 ~ 21 の値があります。InRas1 には 0 ~ 10 の値、InRas2 には 0 ~ 21 の値があります。[コンバイン(Combine)] ツールを使用して 2 つの入力ラスタを結合すると、出力の属性テーブルは次のようになります。
値 |
総数(Count) |
InRas1 |
InRas2 |
---|---|---|---|
1 |
12 |
0 |
153 |
2 |
43 |
100 |
151 |
3 |
28 |
110 |
159 |
4 |
57 |
103 |
0 |
5 |
2 |
100 |
156 |
... |
... |
... |
... |
注意:
[コンバイン(Combine)] ツールの入力数は 20 に制限されています。この制限内で、多くの異なるゾーンを持つ入力ラスタが多数ある場合を考えると、極めて多くの一意の結合が作成され、その結果属性テーブルが大きくなり、システム リソースが消費される可能性があります。
関連項目
7/10/2012