集約の仕組み
[集約(Aggregate)] ツールは、指定した集約手法(合計値、最大値、最小値、平均値、または中央値)に基づいて、入力ラスタをリサンプリングして低い解像度のラスタを生成します。
概念的には、集約ツールは以下のように動作します。
- 入力ラスタのセル解像度に、セル ファクタ パラメータに指定したファクタを乗算します。得られた値が、出力ラスタのセル解像度になります。
- 出力セルの空間範囲を、入力ラスタにマッピングします。
- 集約計算の実行対象となるセルを指定します。出力セルの範囲内にある入力ラスタのセルの位置が、セルの出力値を決定する計算に含められます。
- 出力セルの空間範囲内にある入力ラスタから、セルの合計値、最小値、最大値、平均値、または中央値を求めることにより、出力値が計算されます。
セル ファクタに指定した値によっては(行または列のセル数をセル ファクタで除算した結果余りが出るかどうか)、出力ラスタの行または列の最後のセルについては、入力セルの空間範囲は最後のセルの範囲より小さくなります。この場合、最後の出力セルの値を範囲内にある入力ラスタの使用できるセルで計算することも([必要に応じて範囲の拡大] をオン)、出力ラスタの最後のセルを除外してラスタを切詰めることもできます([必要に応じて範囲の拡大] をオフ)。
関連項目
7/10/2012