モザイク データセットのプロパティ

モザイク データセットのプロパティには、2 つのセクションがあります。一般プロパティは、データ ソース、範囲、セル サイズ、ビット深度などのすべてのラスタ データセットに見られるプロパティと同じようなものです。一般プロパティの詳細については、「ラスタ データセットのプロパティ」をご参照ください。モザイク データセットに固有のプロパティも存在します。ここには、非ラスタ データセット固有の情報がすべて含まれています。これらのプロパティは、モザイク データセットの作成者によって設定されます。モザイク データセットが提供された場合は、サーバ管理者もこれらのプロパティを変更できます。一部のプロパティはクライアントが設定可能ですが、これらは表示上のモザイクのみに影響するものです。

[モザイク データセット プロパティ] ダイアログ ボックスには、カタログ ウィンドウからアクセスするか、ArcCatalog でモザイク データセットを右クリックして [プロパティ] をクリックすることでアクセスできます。

[デフォルト] タブのプロパティは、モザイク データセットに固有です。プロパティは、モザイクされた画像がユーザ(またはクライアント)に表示される状態や、操作できる方法に影響を与えます。また、モザイク データセットをサービスとして配信したときのサーバやイメージ サービスのパフォーマンスにも影響を与えます。ダイアログ ボックス内の値は、プロパティの横の値をクリックすることで編集できます。別の値を入力するか、リストから選択します。

モザイク化した画像のプロパティには、次のようなものが含まれます。

ArcGIS Server を使用してモザイク データセットを公開する場合、サーバ管理者はこれらのプロパティの一部を変更できます。ただし、ユーザの設定した最大値を超えることはできません。たとえば、許可されるモザイク手法を 3 つだけに制限すると、管理者は 4 つ目の手法を追加できなくなります。または、ダウンロード可能なアイテムの最大数を設定した場合、サーバ管理者はこの数を減らすことはできても、増やすことはできません。

値を制限するプロパティ(リクエストの最大サイズなど)を変更した場合、モザイク データセット全体を再公開する必要があります。イメージ サービスを再開したとき、モザイク データセット内の変更したプロパティは取得されません。

関連項目


7/10/2012