ファブリック データのインポート ウィザードのログ ファイルを使用して移行パーセルのエラーを特定

このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。

[ファブリック データのインポート] ウィザードの最終ステップで、データをパーセル ファブリックへインポートした結果を記録できます。以下の場合、ログ ファイルにインポート エラーが記録されます。

手順:
    [ファブリック データのインポート] ウィザードを使用して土地区画データを移行する場合、ウィザードの最終ステップで [インポート結果をファイルにログ記録] オプションをクリックしてログ ファイルを指定します。
  1. ファブリック ソース データをパーセル ファブリックへ移行したら、ログ ファイルを開きます。
  2. ログ ファイルにエラーが含まれる場合、パーセル ID、ライン ID、およびポイント ID は、パーセル ファブリック内ではなく、ファブリック ソース データ内にある COGO フィーチャ ID を参照します。

  3. ログ ファイルに表示されるパーセルやラインのエラーを特定するには、ソース土地区画ポリゴン フィーチャクラス(または、ソース土地区画ライン フィーチャクラス)とパーセル ファブリックの両方を ArcMap へ読み込みます。
  4. ソース土地区画ポリゴン(または、ソース土地区画ライン)の属性テーブルを開きます。
  5. アンダースコア(_)もしくはシャープ記号(#)の付いたフィールド名をクリックして、全フィールドを選択します。たとえば、AlachuaCounty_ フィールドなど。
  6. [オプション] ボタンをクリックし、[検索と置換] をクリックします。
  7. [検索と置換] ダイアログ ボックスの [検索文字列] テキスト ボックスに、ログ ファイルでレポートされたパーセル ID もしくはライン ID を入力します。
  8. [次を検索] をクリックします。
  9. [キャンセル] をクリックして [検索と置換] ダイアログ ボックスを閉じます。属性テーブルで、検索した ID を含む列を選択します。
  10. ポリゴン ID
  11. 右クリックして [ズーム] をクリックし、ファブリック ソース データ内の選択したラインまたはパーセルを拡大します。
  12. これで、パーセル ファブリックで問題のあるパーセルを特定することができました。

  13. ファブリック ソースのフィーチャクラスを無効にし、パーセル ファブリックで対応するパーセルを選択して開きます。
  14. パーセル トラバース環境で、エクスプローラかマップでパーセルを選択して開きます。パーセルがひどく歪んでいる場合、マップで選択できないことがあるので、その場合はエクスプローラでパーセルを選択する必要があります。
  15. パーセル トラバース環境でパーセルを開く場合、その COGO 計測値に応じてパーセルが表示されます。パーセル トラバース環境では、不正なラインに起因する不正な差異を簡単に見分けられます。

ヒントヒント:
パーセル ファブリックの属性テーブルにある MiscloseRatio フィールドと MiscloseDistance フィールドの値を使用して、このように大きな差異があるパーセルを特定することができます。

7/10/2012